和風らーめん専門店夢館

外観(07.9.22)

和風らーめん小(07.9.22)

つけ忍炎(07.9.22)

味玉らーめん小(03.7.25)

基本メニュー 和風らーめん小(650円)
所在地 柏市明原1-7-26夢館ビル
電話 04-7140-0073
営業時間 11:00〜翌2:00
定休日 なし
アクセス JR常磐線「柏駅」西口下車。ロータリーを直進し、柏駅西口交差点(国道6号)を左折。国道沿い右側。駐車場あり。

 一時期は3店鋪あった「夢館」だが、現在はここ柏1軒のみとなっている。厳密に言えば夢館の創業者は業界を離れ、本店をはじめ当初の夢館は閉店してしまった。ここ柏の夢館は本店や柏店でずっと厨房を守っていた若きスタッフが独立して、柏店を引き継ぐ形で夢館の屋号と味を継承しているということになる。

 基本的なラーメンの方向性は従来の夢館と変わることはなく、煮干しが効いたあっさり和風ラーメンというスタイルだが、同じ系統の永福系のお店や、過去の夢館のラーメンとくらべると、もっとあっさりした味わいのラーメンになっている。具体的にはよりスープの味わいが引き立ち、醤油ダレや油が控えめになっている。それは簡単な言葉でいえば煮干し系特有の表現でもあるガツン度だったり、インパクトなどというイメージに欠ける仕上がりなのだが、言い換えれば非常に繊細で巧妙な味の組み立てが成されたスープになっていると言える。より繊細になったスープは時と場合によっては物足りないと感じさせてしまうかもしれないが、こういう探るように味わうラーメンがあってもいいと思う。厳選された素材だから、しっかり旨味が閉じ込められているからこのバランスで作れるのだ。動物系の旨味、煮干しの風味、そして節系の優しい味わい。その全てをしっかりと感じられるバランスは、他の永福系では決して味わえないものだ。どちらがいい悪いではなく、一線を画したスープに進化、変化していると思う。

 ただその印象は「炎麺」や「つけ忍」などのメニューになると一変する。炎と書いてあるメニューはタイの香辛料などをベースにした辛味のあるスープで、忍がつくメニューはニンニクの味わいがするスープ。タイの香辛料を使いながらもしっかり和風になっているスープは、他では味わったことのない新しい辛味で、ここでもバランス感覚の良さが感じられる。またおろしニンニクを焦がしたりニンニクチップや熱々の油を入れた忍のメニューもインパクト十分。こちらのメニューも繊細なスープを敢えてぶち壊している感があり非常に楽しい。「つけ忍炎」(850円)はつけ麺に特製辛味とニンニクが入ったつけ麺で、ニンニクの香ばしい香りと独特な辛味、そしてタマネギの食感が非常に楽しく美味しいメニューだ。(Ricky)

2007.9.22

 流山にある人気店「夢館」は、学生時代からラーメン屋を志していた若き店主が営む人気店である。97年に開業し、3年後に新松戸に2軒目を出した。そしてまた3年後、柏に3軒目を出すことになった。おそらくビジョンをしっかりと持ってラーメン道に邁進した結果の3軒目なのだろうと思う。場所は柏駅から徒歩圏内で、車なら国道6号線の下り車線側で、駐車場も完備している。電車利用者にもドライバーにも便利な立地となっている。

 久しぶりに食べた夢館のラーメンは全てが力強くなっている印象を持った。ベースのスープの重さ、タレの深さなど、自分が持っていた印象を凌駕していたのには驚いた。熱々のスープからは魚の香りがたちこめて、麺をすするごとに鼻腔を抜けていく香りはより食欲をそそり、箸もどんどん進んでいく。煮干しと節系のバランスがよく、えぐみ臭みというものを感じさせず食べきった。人気の味玉も相変わらず美味しい。ラーメン一杯あっという間に完食、という経験を久々にさせてもらった。

 丼も今までの青磁から黒いものに替わり、作務衣のような服もキャップにTシャツとなった。ユニフォームはさておき、丼については以前からここのラーメンに青磁の器は合わない(青磁だと透明なスープに色が加わって、スープの色が悪く見えてしまう)と思っていただけに大賛成。明らかにレベルアップした一杯に大満足であった。(Ricky)

2003.7.25