やきや

外観(03.4.24)

らあめん(03.1.16)

鴨らあめん(03.2.17)

山かけ和らあめん(04.9.6)

たまごとじ和らあめん(05.10.4)

ざるらあめん(04.9.6)

かけみそ冷し(05.10.4)

トマト味サラダらあめん(03.7.13)

ミニチャーシュー丼(03.1.16)

やきや

ジャンル
醤油

基本メニュー
らあめん(520円)

場所
千葉市中央区長洲2-7-2

電話
043-222-7622

営業時間
11:30〜14:00,17:30〜21:00

定休日
日・祝

アクセス
JR内房外房線「本千葉」駅東口下車。ロータリー脇線路沿いを蘇我方面(出て右)へ直進。ガード下を抜ける交差点を左折し末広街道方面へ。道沿い右側。

 久々にこの店を訪ねてみた。今年の夏に出来た限定メニュー「かけみそ冷し」(450円)があったのでそれと、同時に未食だった「たまごとじ和らあめん」(750円)もオーダーする。

 この「和らあめん」のシリーズは、要は日本蕎麦のカエシをラーメンに応用したモノである。前回食べた時のインプレッションとして、「ラーメン風のそば」であって「そば風のラーメン」ではないと書いた。その印象にさほど変化はないが、前回よりも抵抗感がなくなったのは、スープとカエシに一体感が出てきたようにも思うし、単純に自分自身の慣れの問題のようにも感じる。ゴボウ素揚げ、芋がらなどの具が面白い分、キクラゲや水菜といったありがちな具材は浮いた存在になっている。という話も前回書いたわけだが、店主の長谷川さんはそれを覚えていらっしゃったようで「キクラゲ乗っててすみません(笑)」と言いながら出して下さった(苦笑)。玉子とじは特筆すべき点はないが、いっそのこともっと和ダシを効かせるとか、メリハリをつけたら存在感のある具になるのではないかと思った。あとは前回も感じたことなのだが、この和らあめんの方向性は新宿の人気店『麺や阿闍梨』に似ている。かき揚げを乗せたら合うんじゃないだろうか。

 またこの夏から登場した「かけみそ冷し」はいわゆる賄いメニューから生まれた一品。冷たい水で締められた麺には浅く和らあめんの出汁が張られていて、上から八丁味噌をベースにした合わせ味噌がかかっている。これを少しずつ溶かしながら、というか自然に溶けていく様を楽しみながら食べる。さっぱりとしていて美味い。(Ricky)

2004.10.4

 夏からやきやの新メニューがお目見えしている。現在のラインアップは「らあめん」(520円)「和らあめん」(650円)「たまごとじ和らあめん」(750円)「山かけ和らあめん」(750円)「ざるらあめん」(600円)「トマト味サラダらあめん」(750円)である。「和らあめん」関係と「ざるらあめん」が新しいメニューである。「和らあめん」というのは、要はうどんやそばのカエシの要領で取った醤油ダレをスープで割っているもので、「ざるらあめん」は正にざるそばの中華麺バージョンである。「ざるらあめん」に関しては、山形などのお蕎麦やさんで普通にあるメニューだが、どの店ででも感じることは、それを食べるなら私は「ざるそば」を食べる。

 で、問題の「和らあめん」。丼から漂ってくるスープの香りがソバ屋で香るそれである。具は豚バラ肉、ゴボウ素揚げ、芋がら(里芋の茎)、キクラゲ、水菜である。麺はカネジン食品の中細麺。そばやうどんの方向性を持ったラーメン、というコンセプト自体はとても面白いと思う。しかし現段階ではこの作品は「ラーメン風のそば」であって「そば風のラーメン」ではない。というのもあまりにもカエシのインパクトが強すぎて、醤油の甘さや節系の味わいも含めてそばしか連想出来ないのだ。なぜここにラーメンの麺が入っているのかと思ってしまう。かといって蕎麦をここに入れてみたからといって、本業の蕎麦屋には勝てるものでもない。ラーメンらしさ、というものは中華麺を使ったら出せるわけではなく、やはり動物系の旨味がある程度必要なのだということを改めて感じる。このバランスだとどっちつかずというか、美味しいのだけれどいかんせん中途半端なところで止まってしまっているのが悔やまれる。具は確かに面白いものを使っていて、独特の世界観を持っているが、だからこそキクラゲと水菜に違和感を感じてしまう。

 他のラーメン屋にはない味であることは間違いないが、そば屋ではこれ以上のものを味わうことが出来る。そういう意味では現段階でこのメニューはアドバンテージにはなりにくい。しかし、このコンセプトをもっと突き詰めていくと、実はものすごいオリジナリティのある新しいラーメンが出来るのではないか、そんな可能性を感じさせるメニューである。今後の進化に期待したい。(Ricky)

2004.9.6

 夏になって期間限定のメニューを出しているという。なんでも冷やし中華系だというではないか。冷やし嫌いの私ではあったが、一度食べねばなるまい、と本千葉へ行ってみた。

 「トマト味サラダらあめん」(650円)というメニューがそれである。9月くらいまで出す予定だそうで、その間はオペレーションの関係上鴨ラーメンはお休みだそうだ。冷水で締めた麺の上にチャーシューの他、トマトやレタス、タマネギ、水菜などの生野菜がたっぷりのっている。冷やし中華でいうところのタレは、酢と醤油、砂糖などで作る一般的なタレをベースにはしてあるが、トマトジュースとテンメンジャン、さらには隠し味に味噌を使っており、その味わいは思ったよりも濃くて深い。途中味のアクセントになっているのはパセリとオリーブオイルを使ったペースト状のもので、時折口の中でいい香りがする。かなり冷えているメニューで、生ぬるくなりがちな冷やしの欠点はクリアしていると思う。酢は普通の酢を使っているようだが、バルサミコなどを使ったらまた面白いのではないかと感じた。しかし食欲をかき立てるメニューではある。するするととっとと完食。

 使い古された表現ではあるが、まさに暑い季節にピッタリの一品。清々しく瑞々しい一杯であった。(Ricky)

2003.7.13

 日に日にレベルが上がっていくやきや。店主の長谷川さんはますますラーメンにはまっていっている。スープの素材を増やすことで化学調味料の量を減らしてきたり、麺の香りが気になってきて鹹水などの添加物を減らしてもらったりしているそうだ。そうすると素材本来の繊細な香りを大切にするようになってきたようで、「いやぁ、割り箸の臭いが気になりだして」とおっしゃっていた。近々割り箸を変えたいということだった。元々凝り性なのだろうが、いけない道に入ってしまったなぁ(笑)。ただ真面目な話、臭いが気になっているのだとすれば、揚げネギの存在が邪魔になるのはいつなのだろうか。個人的にはこの揚げネギが結構なマスクになっている気がするのだが。(Ricky)

2003.4.24

 1ヶ月振りにこの店へ来てみた。メニューが鶏ベースの「らあめん」(520円)と「鴨らあめん」(650円)になっていた。ご主人は今ラーメン作りが面白くて仕方がないようで、日々変わっているのをご自分でも楽しまれているようだ。2つのラーメンはベクトルは似ているが非なる味わい。どちらもなかなかの出来だが、個人的には合鴨ベースの鴨らあめんの方が独特で気に入った。口当たりが丸いスープで、喉を通るたびに独特の味わいが拡がり香りも鼻に抜けていく。乗せ物も通常のラーメンとは変えて工夫を凝らしている。ご主人ともお話をしたが、次は麺をどうしていくか考えているとのこと。正直スープの完成度に比べると麺がまだ弱い。個人的にはもう少し加水の少ない、身のつまった麺の方が相性がいいように感じた。しかしそれにしてもご主人のスキルがどんどん上がっていくのには脱帽。定期的に通うとかなり変化が見られて楽しめると思う。(Ricky)

2003.2.17

 昨年11月に投稿があって以来、数回足を運ぶものの振られていた宿題店の一つである。ここは本来串焼きなどを提供する飲み屋なのだが、9月より昼営業を始めてラーメンを出すようになった。店主の長谷川さんはラーメンの経験は一切なく、知り合いのお店で出されたラーメンが美味しく、作り方の基本だけは教わって後は自分で研究されたのだという。

 9月当初は鶏をベースにしたあっさりしたラーメンと、豚骨を合わせたこってりしたラーメンの2種類を提供していたそうだが、色々と試行錯誤をした結果、スープのベースに合鴨を使用することになり、そこに野菜や牛すじ肉などを加えた独自のスープを完成させた。そこでこれまでの2種のラーメンは止めて、現在はこのラーメン1種類のみのサービスになっている。

 正直串焼き屋さんが昼営業用に作ったラーメンだろうと高をくくっていたが、いやいやその本格的な味わいに驚いた。麺は大沢製麺製の中細麺で、いわゆるステレオタイプな中華麺だが、茹で加減をしっかり見極めているようで、この麺のポテンシャルは十分に引き出している印象。そしてスープは合鴨の骨を中心に組み立てられたスープだが、独特の甘さがありあっさりしているのだがしっかり飲ませる深い味わい。スープの表面には揚げネギが浮いているが邪魔にはならない。具はチャーシュー、メンマ、キクラゲ、ネギ。メンマも独自の味付けが施されていて美味しい。また小振りのミニチャーシュー丼(250円)も美味しかった。

 お昼時、2時間のみのラーメンだが、そのハードルの高さを超えてでも味わいたい一杯である。(Ricky)

2003.1.16