URA963


URA963


外観(13.12.26)
濃厚貝出汁ホンビノスラーメン(13.12.26)

所在地 船橋市本町2-6-24
電話 047-498-9909
営業時間 11:00〜15:00,17:00〜23:30
定休日 不定休
アクセス JR「船橋」駅南口、京成「京成船橋」駅下車。県道39号を国道14号(千葉街道)方面へ直進。県道沿い右側ローソン手前を右折、道沿い左側。

大きな地図で見る



 船橋に11月オープンの新店。店名からも分かるように「らーめんBAR963」の支店となる。店としては人形町の「963+」に続いての3号店ということになるが、人形町店は建物の老朽化によって取り壊しとなり、12月をもって一旦クローズすることが決まっている(建物が再び建った際には復活する予定)ので、実質的には本店とこちらの2店体制が暫く続く模様。本店同様にお洒落なダイニングといった雰囲気のお店は、裏路地立地ということも手伝って隠れ家的な雰囲気が良い。本店もラーメンのみならずお酒も楽しめる「ラーメンバー」という業態だったが、こちらも同様でラーメン専門店ではなくラーメンも出すダイニングと捉えるのが正しいのだ。

 新店のコンセプトは「パクチィレストラン」ということで、パクチィを用いたメニューを中心に中華の麻辣を生かした料理が多く揃う。ランチタイムは「濃厚貝出汁ホンビノスラーメン」「麻辣じゃじゃ麺」「気まぐれランチ」などから選ぶランチセットのみ。サラダとコーヒーがついて980円というのはCPが良いだろう。夜はラーメン単体での利用も可能だと思うが、夜は「ホンビノスラーメン」のみが提供されている模様。あくまでもメインはお酒と料理を楽しむお店、という位置づけと考えておいた方が良いだろう。

 ホンビノスとは聞き慣れない人も多いと思うがそれもそのはず。別名大アサリとも呼ばれるこの貝は、今から15年程前に幕張で発見された外来種で、北米の方から来たタンカーのバラスト水に混ざって定着したのではないかとされているものだ。ここ数年は船橋三番瀬でアサリ以上に収穫量があるそうで、千葉みなとや幕張、稲毛、船橋といった湾岸エリアで獲れる貝なのだ。私がプロデュースする「千葉ラーメン拉通」でも稲毛海岸時代より何度か使ったことがあるが、ハマグリやアサリのように使い勝手が良くて身も大きいので出汁を取るにも身を食べるにも使える貝だ。

 というわけで「濃厚貝出汁ホンビノスラーメン」(980円)。丼にこれでもかという程にホンビノスが乗ってくるのが圧巻だ。ホンビノスの美味しさを損ないたくないということから、他の動物系素材は使わずにこの貝だけでしっかりと出汁を取ってスープに仕上げている。和食の上品なお吸い物のようでいて、ラーメンのスープとしてのしっかりとした存在感も併せ持っているのは、油に鶏油を浮かべているのも理由の一つかも知れない。具もホンビノスを酒蒸しにしたものをたっぷりと乗せているが、もちろんこれはスープの出し殻ではなくて、別に新しい貝を酒蒸ししたもの。そう考えるとラーメン一杯あたりに何個のホンビノスを使っているのか見当もつかないが、いくらホンビノスがハマグリなどより安価だとはいえ、980円という価格は決して高くはないと思う。

 貝を具やスープに使ったラーメンというと、ついつい千葉だと外房などの観光地のチープなラーメンを連想してしまうが、見た目と異なりしっかりとラーメンになっているのがお見事。あるいは「不如帰」(幡ヶ谷)のハマグリ出汁ともまた違った、とにかく貝の旨味を全面に押し出した一杯はありそうでなかなかない味になっていると思う。濃厚貝出汁の看板に偽り無し。今度は麻辣じゃじゃ麺を食べにまた訪れたいと思う。(Ricky)

13.12.26

Check