梅乃家


梅乃家

ジャンル
醤油(竹岡式)

基本メニュー
ラーメン(500円)

場所
富津市竹岡401

電話
0439-67-0920

営業時間
8:30頃〜19:00頃

定休日
火・月1回不定休

アクセス
JR内房線「上総湊」駅下車。国道127号線を竹岡方面へ。道沿い左側。駐車場あり。


 多くを語る必要がない店、それがこの「梅乃家」であろう。富津市竹岡漁港に面した国道沿いにあるこの店は、漁師さん御用達の古ぼけた海っぺりの食堂に過ぎない。しかし連日この店を目当てにやって来る観光客は後を絶たない。

 千葉発祥のラーメンとして「竹岡ラーメン」というものがある。今でこそ登録商標にもなっており、この名前を使ったり「竹岡式」などと言われる店はたくさんあるが、その元祖というか発祥とも言えるのがこの店のラーメンである。

 麺は乾麺を使用し、それを小さい鍋で茹でる。いわゆるスープは取らずにチャーシューの煮汁を茹でたお湯で割るのだそうである。これだけを聞いたら全然美味しそうではない。しかしこの店でこの雰囲気の中で食べると、こんなラーメンなのだが格別に美味い。つくづく人間の味覚というものは、口だけではなく体のあらゆるところで感じるモノなのだなと思う。醤油のまんまの色をしたスープには、特徴ともいえる玉葱が浮く。デフォルトは少量だが、以前は無料だったというヤクミ(玉葱)は30円でどっさり乗る。550円という都会では考えられない値段のチャーシューメンは、大振りの叉焼がゴロゴロしているのに驚く。そしてその叉焼がまた味が濃くて美味い。白いご飯が欲しくなる程の旨さである。

 店の外まで香るチャーシューを煮ている臭い。せわしない中にも温かい接客。スープをこぼしながら持ってくるラーメン。そしてあふれんばかりの人の店内。名物の「ウメワリ」をちびりちびりとやり、飛んでくる蠅を追い払いながら、冷房も効かない店内で食べるラーメンがどうしてここまで美味いのか。千葉県人でよかったと思える瞬間がこの店にはある。★★★★(Ricky)

2001.7.20