拉麺店情報

らーめん寺子屋久我


らーめん寺子屋久我

ジャンル
醤油(寺子屋2期生)

基本メニュー
らーめん(580円)

場所
鎌ヶ谷市初富本町2-19-2

電話
047-441-8343

営業時間
11:30〜14:30,18:00〜23:00
11:30〜23:00(土)
11:30〜21:00(日祝)

定休日
水・第3木

アクセス
新京成線「北初富」駅下車。国道464号線を鎌ヶ谷方面へ。国道沿い右側。駐車場3台あり。


 松戸市五香にあるラーメン店養成塾「らーめん寺子屋」。早いもので昨年秋に立ち上げたこの寺子屋も、現在4期生が日夜ラーメン屋を夢見て頑張っている。1期生の崎山氏(らーめん寺子屋@五香)平間氏(麺工房HIRAMA@柏)宮田氏(らーめんかなめ@酒々井)2期生の保坂氏(凡凡ハウス@元浅草)に続き、5軒目の寺子屋卒業店が先月オープンした。2期生の久我雅士氏の店、それがここ「らーめん寺子屋久我」である。なお、五香の崎山氏の「らーめん寺子屋五香さくら通り店」とは屋号こそ同じだが、全くの別のお店である。寺子屋出身ということで、同じ名前にしているようだ。

 場所は新京成北初富駅から徒歩数分、ここらへんは新京成がぐにゃっと走っているので、実は2駅隣りの初富駅からもそれほど遠くはない。車で行く場合は鎌ヶ谷のヨーカドー交差点から五香十字路へ抜ける道沿いといえば分かりやすいか。駐車場も3台ほど店の前に用意されている。店はL字カウンターが10席ほどに、4人がけのテーブルが2卓。居抜きで入ったそうだが、実に使いやすそうな広めの厨房である。メニューはらーめんの他にはちゃーしゅーめん(840円)だけ。あとは生ビール、エビスビール、コーラ、ジュースなどの飲み物だけである。

 失礼を承知で言わせて貰えば、正直な話、2期生の中で一番僕が個人的に不安だったのが、何を隠そうこの久我さんであった。ディスカッションをしていても、試作をしていても、他の人と一味違うというか。卒業制作が一番遅れていたのも久我さんだった。松井塾長に怒られていたのを思い出す。作りたい理想のラーメンを受講生時代に尋ねた時も、「それってパスタじゃん。ラーメンである必要ないじゃん」みたいな(笑)。はっきり言って器用な方ではなかったと思う。しかし、2期生の中で一番必死で真剣だったのも久我さんだったと思う。講義終了後も一番質問や相談をして来たのも氏であったし、2期生が参加した四天王ららぽーとイベントでも、人一倍動いていたのも氏だった。

 紆余曲折を経て卒業し、他の人よりも早く開業した久我さん。しかし出てきたラーメンを見て驚いた。パスタみたいなものが出てくるのかと思いきや、実にシンプルな上品な醤油ラーメンがそこにはあった。丸鶏をベースに丁寧に取られたスープはすっきりして臭みもなく、カエシとのバランスも申し分ない。具はチャーシュー、メンマ、青菜、ネギとまるで普通であるが、どれもスープを邪魔しない適度の味付けになっていた。麺も自家製麺で、麺線は細いがしっかりした食感のあるいい麺である。ただし、麺についてはしなやかさなど課題は残る部分はあると思うが、及第点は取れているだろう。テボではなく平ザルで泳がせたらまた違う印象を持つかも知れない。全体的な印象としては湯麺の延長線上にあるラーメンではあるが、より一般向けにチューニングされた一杯と言えそうだ。

 不器用だからこそ、愚直なまでに正直に作った、まごころのこもったていねいな一杯という表現がふさわしい。驚くべき点は何もないし、特筆すべき点もない。しかし、若い人から年輩の方まで、十分満足出来る醤油ラーメンが堪能出来るはずだ。無口な久我氏が黙々とラーメンを作る横にいる、奥様の接客も実にいい。★★★(Ricky)

2003.7.8