らーめん寺子屋五香さくら通り店


らーめん寺子屋五香さくら通り店

ジャンル
味噌

基本メニュー
みそ(500円)

場所
松戸市常盤平5-3-7

電話
047-383-8758

営業時間
12:00〜翌2:00

定休日
なし

アクセス
新京成線「五香駅」下車。駅前ロータリーを直進し、丁字路を右折しさくら通りへ。道沿い右側、らーめん寺子屋隣り。


 ラーメン屋さんを目指す人たちを育成する、「らーめん寺子屋」が1期生を送り出して早3ヶ月。続々と開店する寺子屋卒業生の店の中でも、いち早く開店したのがここ、その名も「らーめん寺子屋」である。ここを仕切るのは1期生の崎山氏だが、実は崎山氏は県内の某店の社員で、そのお店が更なる味の向上を目指すために崎山氏を入校させたという背景がある。よってこの店は崎山氏の店というよりは、その元々のお店の手によるものなのである。店名に「五香さくら通り店」とあるが、今後他にも店を出す予定なのだそうだ。

 訪れたのは平日のお昼時。驚いたことに「シャッター通り」と呼ばれた、閑散としたこの商店街にあるにも関わらず、10数名の行列が出来ているではないか。カウンター6席にテーブルが10数席あり、開店前にこの店の図面を見せて頂いた時に、こんなに席があっても埋まらないのではないか、と思っていたが、いやはやどうしてこの行列には恐れ入った。列の後ろに並んでいると色々な声が聞こえてくる。「味噌が美味しいのよね」「今度は白湯にしてみよう」などなど。どうやらリピーターが早くもついている様子。行列が進んで店の中が見えるところまできた。するとどうだろう、店の中は半分近く空席があるのである。確かに混んでいるし、人がどんどん来ていることは間違いないのだが、オペレーション次第でこの行列は短くなるはずだ。

 数十分して店内に入る。店の入口には誇らしげに製麺機が置かれている。店長の崎山氏に聞いたところ、最終的には全て自家製麺にしたいのだが、今はお客さんが多くて麺が追いついていないのだという。そして今日は細麺は自家製麺で、太麺は麺屋さんの麺を遣っているとのこと。それならばと「味噌チャーシュー麺」(700円)を細麺でオーダーし、ランチタイムの餃子(100円)も頼んだ。あ、あと味玉(100円)も乗っけて貰った。

 店は厨房に2人、フロアに2人。しかしあまりにもオペレーションが酷すぎる。まずおそらく入り立てであろうフロア2人の仕事が多すぎる。彼らがやっている仕事は注文聞きやラーメンを出す仕事の他に、餃子などにニンニクを添えたり、ビールをサーブしたり、ご飯をよそったり、そしてもちろん会計もやってフロアを片づけ、行列をさばくのである。これははっきりいって無理だ。オペの乱れはこの仕事量にある。しかも、この作業が分担されていないので、2回オーダーを取りにいったり、出した出さないでドタバタしている。2人いるのだから、完全に2人に仕事を分けて振るべきである。どちらかがやる、と思っているからいつまでもやれない仕事が出てくるのである。また、これはおそらく入り立てだからこその措置なのだろうが、テーブルが空いてお客さんを通す時も一々厨房でラーメンを作っている崎山氏にお伺いを立てるのである。「次、3名様入れてもいいでしょうか?」「どのテーブルにですか?」「○番です」「どうぞ、入れて下さい」ってこれ無駄じゃないのかなぁ。

 出てきたラーメンは実に凡庸で、可もなく不可もなくというお味だった。麺は食感もよくさすがに頑張っている印象だったが、スープはありがちなステレオタイプな味噌ラーメンの味。しかしチャーシューは、なかなか味も濃くて周囲がこんがりと焼けていて美味だった。濃い味噌のスープにも負けていないチャーシュー。また、餃子はおろしたニンニクが添えられており、これは嬉しい心遣い。

 メニューも非常に多く、見るからに専門店というよりもチェーン店っぽい雰囲気は否めない。しかしラーメン好きというよりも、一般ファミリーなどを対象にしているのだろうし、この商店街でやる以上はこれはこれでいいのではないかと思う。しかしラーメン好きではない、一般のお客さんだったとしても、このオペの乱れには不快感を示すだろう。今後の改善が急務といえそうだ。★★(Ricky)

2003.4.9