らーめん山頭火千葉そごう店

外観(06.5.26)

しおらーめん(06.5.26)

特選とろ肉らーめんしょうゆ(06.5.26)

ねぎめし(06.5.26)

基本メニュー しおらーめん(800円)
所在地 千葉市中央区新町1000
そごう千葉店10階レストラン街
電話 043-245-8244
営業時間 11:00〜22:30(LO22:00)
定休日 なし
アクセス JR「千葉」駅下車すぐ。そごう千葉店10階ダイニングパーク・カジュアルゾーン内。

 旭川ラーメンの超有名店にして超人気店である「らーめん山頭火」がついに千葉進出である。場所は千葉駅前にある巨大百貨店「そごう千葉店」の10階レストラン街。5/27にリニューアルオープンする「ダイニングパーク」内である。オープン前日のプレオープンに顔を出してみた。

 和、洋、中と様々なレストランが出店している中に、唯一ラーメン専門店として入店を果たしたのがこの「山頭火」である。一昔前は渋谷などで大行列を呼んでいた超人気店。都内でしかお目にかかれなかったあの山頭火を千葉で食べられるというのも感慨深いモノがあるが、鰻や寿司、フレンチの名店たちが鎬を削るデパートのレストラン街に、ラーメン専門店が軒を連ねているというのもなかなか素晴らしい光景である。

 店はちょっと高めに配置された厨房を囲むように作られた、コの字型のカウンターのみで17席。カウンターのみの店内とはいえ、カウンターの後ろには若干スペースもあるので、ベビーカーなどでの入店も可能だ。この日はそごうのお得意様向けのプレオープンということもあって、満卓にはせず少しずつ入れてオペレーションのチェックや調整をしていた。外待ちの段階でメニューを渡されて、注文も聞いて厨房にオーダーを流していた。さすが全国に数十軒もチェーン展開しているだけあって、そこらへんのオペレーションはスムーズであった。

 メニューは基本の「らーめん」(800円)に「ちびらーめん」(700円)「大盛らーめん」(900円)の3サイズである。この「ちびらーめん」というのはいわゆるミニラーメンとは違い、およそ2/3の量になっているのだという。またどの大きさでも200円増しでチャーシューめんになる。つまり「チャーシューめん」で1000円「チャーシューめん大盛」で1100円ということだ。また数量限定の逸品「特選とろ肉らーめん」(1200円)は基本のラーメンに400円増しという計算になる。スープの味は「しお・みそ・しょうゆ・辛味噌」の4種類がある。この店の基本はやはり「しお」。というわけで、「しおらーめん」と「特選とろ肉らーめんしょうゆ」をオーダー。

 麺は加水率低めの中細やや縮れ麺で、茹で加減は申し分なく食感はちょっとボソッと感のある麺。通常よりも底の広いタイプのテボを使って茹でている。豚骨と野菜がベースのスープは丸くて甘さを感じさせ、なかなかのもの。動物系の濃度的にはちょっと弱くも感じるが、その分魚ダシの出方がちょうどいい具合になっていると思う。ラーメン好きからすれば、もっとメリハリをつけてガツン!といってもいいと思うが、おそらくこれくらいのバランスの方が万人受けするだろう。具はバラチャーシュー、キクラゲ、メンマ、小梅。この白濁スープに黄色がかった麺が見え隠れし、その中央に小梅を置くというビジュアルはラーメン界の芸術作品と言っても良い。普段は邪魔とも感じることがあるなるとが、このラーメンのビジュアルには実に合っている。

 一方の「特選とろ肉らーめん」は、具が別皿で供されてくるため、ラーメンの方は「素ラーメン」状態になっている。こちらの醤油スープは塩スープに較べ魚ダシが強めで、若干ではあるがカエシの弱さを感じた。醤油らしさは感じられるのだがスープとしての美味しさが物足りない。ここに結構味が濃いめの「とろ肉チャーシュー」が入ると余計それを感じる。しかしこのとろ肉を塩ラーメンの方に入れるとこれが合うのだ。スープバランス的には間違いなく塩の方がいいと思う。もしかしたらベーススープから違うのかもしれないが…。何年かぶりに再会した山頭火の「とろ肉」は相変わらず柔らかくて懐かしい味だった。これを食べたくて昼前に渋谷の山頭火に行ったのが懐かしい。

 基本のラーメンで一杯800円、とろ肉らーめんならば1200円というなかなかの高価格設定だが、路面店とは違ってデパートのテナント店なのだからそこに文句をつけるほど野暮ではない。ただラーメン好きからすれば、それよりも安くそれよりも美味しいラーメンをいくつも知っているよ、というだけのことだ。接客、オペレーション、味ともに申し分はないので、そごうに買い物に行ってお腹が空いた時の有効な選択肢であることは間違いない。(Ricky)

2006.5.13