東池袋大勝軒桜ROZEO

外観(08.10.2)

中華そば(08.10.2)

特製もりそば(08.10.2)

基本メニュー 中華そば(680円)
所在地 松戸市小金きよしヶ丘4-6-3
電話 047-342-7292
営業時間 11:00〜23:00 ※材料切れ次第終了
定休日 なし
アクセス JR常磐線「北小金」駅下車。国道6号(水戸街道)に出て国道を左折。国道沿い右側。駐車場あり。

 国道6号沿いに面した大型店舗で、以前からラーメン店や食堂などが入れ替わり立ち代わりという立地。そこに千葉のみならず全国でも屈指の人気店「中華蕎麦とみ田」富田氏の手による新店がオープンした。いわばこの不毛の地に救世主とも言える存在の新店である。プレオープンは先月の25日からだったが、なかなか足を運べず本オープンになってからの出撃となった。

 店はファミレスのような大きな作りで駐車場も10台以上完備されている。平日のお昼時を外した時間帯だったにもかかわらず駐車場はいっぱいで、中にも待ち客が数名いるほどの人気振りは凄い。店の入口に券売機が置かれていて、スタッフが一人一人を元気な声で出迎えて、メニューの説明などていねいに対応している。この店は東池袋大勝軒の名前を掲げているので「つけ麺」は「特製もりそば」という名前なのだが、ラーメン好きはさておき一般の人にはどんなメニューか分かりづらいのでこういう心配りはとても重要だ。ちなみにメニューは「特製もりそば」(750円)「中華そば」(680円)が2枚看板で、他にも東池伝統の「ワンタンそば」などや餃子、デザートなどもあり、メニューを見ているだけでも心移りしてしまう。もりそばと中華そばの食券をスタッフの方に渡して待ち椅子で少し待つとすぐカウンターに通された。

 店内は明るい雰囲気で、ボーカルジャズが流れている。中央にカウンターが8席、テーブル席は5卓、小上がり席が3卓と50〜60人が入るかなりの大型店。店内は満席で家族連れが多い。その中をホールで3人、キッチンで3人ほどのスタッフが忙しそうに動いている。この大きさをこの人数でストレスなく回しているのだからお見事。ほどなくしてまず「中華そば」が目の前に。スープは見るからに濃厚そうな色合いで、一口すすると粘度のある動物系の味が来て鰹節の旨味がまとめている味わい。しかし今流行の和風豚骨魚介かといえばそうではなく、しっかりと看板通り東池袋大勝軒のエッセンスも残しているのだ。そのあたりのバランス感覚がさすが富田氏といったところだろう。いわゆる大勝軒系の味をブラッシュアップさせて進化させた味と言っていい。そして麺はみずみずしくしっとりとした食感でハイレベル。当初製麺所の麺を使用すると聞いていたのだが、毎日富田氏が自ら打っているのだそう。とみ田の営業もあり麺も打たねばならぬのに中途半端なモノは出したくないという姿勢は、他のラーメン店にもぜひ見習ってもらいたいところ。

 そしてもりそばが追っかけて到着。こちらも大勝軒の面影を残し、酸味、甘味、辛味をバランスよく配しながらも油や調味料に頼り切ったバランスにせず、ベーススープの旨味をちゃんと前に出してあげている。ともすればシャバシャバにもなりがちな大勝軒系のつけダレだが、ここではしっかり粘度濃度も持っていて麺との相性も実に良い。水でしっかり締めた麺の食感もすこぶるよく、麺の良さをあらためて感じさせる。

 富田氏が敬愛する東池袋大勝軒、山岸一雄さんの味に真正面から向かい合い、新たなアプローチと解釈で再構築したもりそばと中華そば。大きな屋号やこれまでの名声に頼ることなく、飽くなき挑戦が感じられる店である。そしてそれがこれだけの大型店で行えているという事実。ラーメン好きはもちろん、ラーメン店を営む人にも必食の一軒といっていい。そして何よりも美味しいラーメンに巡り合えることが少ないファミリー客にこそぜひ足を運んでもらいたい店だ。(Ricky)

2008.10.2

 フライングレポ?させていただきます。9/25,14:10ごろ訪問。本日プレオープンということでどんなものかを身に伺った。

 お店の前にはたくさんの花かごが。麺処くるり、つけめんTETSU、ゼットンなどのお店からのもある。お店の前には店員が早速待ち構えていた。人数を告げ、券売機の前へ。今日はプレオープンのためもりそばと中華そばの2種類しか麺類は置いてないとのこと。あとはトッピングと少しのサイドメニューならあるそうだ。今日は基本をと思っていたので「特製もりそば(200g)」(750円)と「ぎょうざ」(300円)と「杏仁豆腐」(280円)を購入。店員に手渡し店内のカウンター席へ。

 プレオープンなので、今日はたくさんの店員がホール、厨房にいた。その中にプロデューサーの冨田氏の姿もあった。本日はホールで作業を見守っているようだった。そして、冨田氏を知るものがあとから先までたくさん訪れていた。なので、冨田氏はひっきりなしに動いていた。富田氏の人望の厚さを改めて知る。

 注文してから約10分後に運ばれてきた。やはりまだ慣れていないせいか手際の悪さが目立つ。ただ、女性スタッフはこぼさないようにお盆を使って運んでいたことはよい。一見すると「とみ田」と同じようものだが、冨田氏によると味は若干変えているとのこと。麺をそのままいただくと、まさしく「とみ田」の自家製麺。今はそれを使っているようなことを聞いた。こしがありつるりといただける。スープをいただくと、七味の辛さとだしが効いてよい味だ。若干しょっぱい気もする。ちゃーしゅーは1枚だけだが、肉が引き締まっているし脂身も程よくてよい。のりが立てないでそのまま沈んでいるところに見せ方が甘いと感じる。メンマもそこそこ。麺を食べ終えたところでスープ割をお願いした。器は回収しないでだしが入ったポットを席まで運んでくるようだ。鰹などのだしが入ったそれを加えると、先ほどまでのしょっぱさがなくなり、大変おいしくいただけスープになる。味は違うかもしれないが、まさしく「とみ田」を感じることができる。

 問題は、富田氏がいなくなった後の味の維持。大体はそのあと指導がないと味が落ちていく傾向がある。物が良いだけにこれは守ってほしい。次にこのお店のコンセプトであるファミリー向けができるか。味は良いが、この味が子供やお年寄りに果たして通じるものかどうか。冨田氏も味は試行錯誤の段階ということを聞いたので、これからそこへどう向けていくか注目である。そして、きめ細やかなサービスができるかどうか。女性スタッフは気づいていなかったが、お客が水を置いた席に座らず違うところへいったときの対応など細かいところに気づいてうまく対応できるか。私も冨田氏に声をかけられ丁寧な対応をされた。こういったことがお客をつなぎとめることになる。今後に注目したい。(じゃい)

2008.9.25