中華料理利平



外観(12.4.25)
ダイヤキ(12.4.25)

所在地 船橋市本町3-28-6
電話 047-422-5182
営業時間 11:30〜14:00,16:30〜19:00
定休日
アクセス 京成線「大神宮下」駅から国道14号に出て、東京方面へ。右側セルフGSの手前を右折、一方通行の十字路を左折、右側。近隣にコインPあり。

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 船橋ソースラーメンレジェンド店の一つ。2012年4月段階で、市内でソースラーメンを出していると把握している店は5軒。「浜町一番」「大輦」「利平」「龍鳳飯店」ともう1軒(店名は伏せる)である。ただし「龍鳳飯店」は最近始めたメニューのようだし、もう1軒のお店も最近始めた上に常連向けの裏メニューゆえ、長年に亘りソースラーメンを出し続けているのは「浜町一番」「大輦」「利平」3軒と言えよう。そのレジェンド最後の一軒にようやく足を運ぶことが出来た。

 住宅街の一角に忽然と姿を現すこちら。完全に地元密着型の店である。中の様子を伺い知ることは出来ず、ちょっと入るのに勇気が要るが、店内は清潔感ある普通の食堂。ご夫婦でのんびりと営んでいる落ち着きある雰囲気が心地よい。ご主人の滝口さんは御歳72歳とのことで元は漁師だったそう。自身も含め、花蝶のダイヤキ(大ヤキソバ?→ソースラーメンのこと)の味が忘れられないという常連客の要望を受けて、今から20年程前に花蝶で見た製法をベースに、オリジナルのダイヤキをメニューに加えたのだそうだ。

 こういう食堂に来るとラーメン類よりも炒めものやカツカレー、中華丼などのメニューに心ひかれてしまうのだが、初志貫徹で「ダイヤキ」(650円)を注文。麺類の一番最後に何の説明もなく「ダイヤキ」と書かれている。これはもう「知らないヤツは頼まんでよろしい」という明確な意思表示。うん、それが正しいのだな。あるいは「ダイヤキって何?」みたいなところから会話が弾むのもとても楽しいと思う。

 まずは丼から立ちこめるソースの香りがたまらない。これぞレジェンドの香りと味わい。ソースの酸味や香りを隠すことなく、ストレートに出してくる。野菜や肉はそこそこボリュームがあって、ソース味のスープをマイルドに緩和する。麺は中細縮れ麺で若干固めに上げてあって、茹で伸びすることなく楽しむことが出来た。こちらではスープに麺の茹で湯を若干入れているようだが、それも花蝶の製法を守っているのだろう。手際良くていねいに作られたソースラーメンは最後まで熱々で、とても美味しかった。

 ノスタルジックな思いにひたれるお店。なかなかこういう住宅街にあるお店に足を運ぶことはないが、ソースラーメンがきっかけで町を歩いたり、お店を尋ねたり出来る。これこそ食べ歩きの楽しさではないのかな。いつも行く船橋なのに、ちょっとした小旅行気分を満喫。(Ricky) Check

2012.4.25