RAG TIME



外観(10.8.3)

勝浦タンタンメン(10.8.3)
白しょうゆの中華そば(10.8.3)

勝浦ワンタンメン(10.10.26)
みそチーズそば(10.12.18)

勝浦タンタンメン汁無し(11.9.30)
和風ねぎ焼きピッツァ(10.10.26)

所在地 勝浦市部原1928-32
電話 0470-73-8666
営業時間 11:00〜14:30,17:00〜23:00
定休日 月(祝の場合は11:00〜14:30営業)
アクセス JR外房線「御宿」駅下車。国道128号線(外房黒潮ライン)を勝浦方面へ直進。国道沿い左側。駐車場あり。徒歩困難。

大きな地図で見る

 僕の大好きなダイニングバー「RAG TIME」で新作が登場しているという。それが「勝浦タンタンメン汁無し」(750円)である。勝浦タンタンメンの汁無しということは、醤油ラーメンではなく、茹でて水で締めた麺の上にラー油で炒めた具が乗る油そばスタイルになっているのだ。なるほどこれは盲点というか、さぞかし美味かろうということは想像に難くない。

 麺は太い縮れ麺で味噌ラーメンなどで使っている麺と同じだろうか、もっちりとした食感が良い。そこに自家製のラー油と醤油ダレがかかっている。大きめに刻まれたタマネギの食感と甘味、挽肉の旨味が麺と一緒に口の中に入ってくると、まさに勝浦タンタンメンの味になるのだなぁ。勝浦タンタンメンを初めて食べた人などは、あのラー油たっぷりのスープがきついという人も少なくないが、この汁無しスタイルは食べやすいし入門編としてピッタリだと思う。

 店主の水野さんは現在、Bー1グランプリなどにも出場している「勝浦タンタンメン船団」の取扱店部会の部会長を務めていて、勝浦タンタンメンの普及に尽力されている。この汁無しのアイディアもその一環で、ラー油で炒めたタマネギや挽肉=勝浦タンタンという定義にすれば、パスタでもご飯でも何でも行けて、ラーメン以外の食べ物の幅が広がると考えているのだという。言われてみればこの店には「勝浦タンタン丼」(880円)なんてメニューもある。今回の汁無しは、勝浦タンタンメンの無限の広がりが感じられる一杯なのだ。(Ricky) Check

2011.9.30


 夏に訪れて以来、かなり気に入ってしまって何度か足を運んでいるRAG TIME。この店はラーメン店というよりも、僕の中ではダイニングバーなので、ラーメンを食べない時も多々あったりする。あるいは色々と料理を堪能して締めにラーメン類、というような使い方。逆にいえば、ラーメンだけで来ることがほとんどない。もちろんラーメンだけの利用もOKな店なのでご安心を。

 「勝浦ワンタン麺」(800円)は勝浦にあった人気店「出雲屋」のワンタン麺をRAG TIME流に再現したもの。ベースのスープに地元房州鯖節を加えた和風スープに、チャーシューダレを使った醤油ダレがキリッとした味わいに。プリプリのワンタンは地元いすみ豚を使用したもの。なるとが昔懐かしい面影を演出する。一緒に鯖節の粉が添えられてくるのだが、これを途中で入れると魚介がぐっと立って味わいが変化する。それまではじわじわと魚の旨味が感じられたのが、魚粉が入るとドンと前に出て来るのだ。

 「みそチーズそば」(980円)はその名の通り味噌ラーメンにチーズが入ったもの。深みのある味噌スープにパルミジャーノがたっぷりとかかっていて、少しずつチーズが味噌と溶け合っていくことで味わいがどんどん深くなっていくのだ。初めて味噌とチーズのラーメンを食べたのは恵比寿の九十九ラーメンの「◯究ラーメン」だったと記憶しているが、この組み合わせは本当に鉄壁だなぁ。

 基本、ラーメンのページなので他のフードについてご紹介するのは割愛するが、これだけはぜひご紹介したいのが「和風ねぎ焼きピッツァ」(850円)。勝浦で古くからある「ネギ焼き」という郷土料理をピザで再現したものなのだそう。クリスピーな風味と、チーズと醤油の意外なハーモニーがクセになる。これは是非ラーメンのお伴に食べて頂きたい。オススメ。(Ricky)

2010.12.18


 創業は1991年と20年近い歴史を持つダイニングバーである。以前は別の場所で営業をされていたそうだが、移転して現在の場所へ。国道128号線(外房黒潮ライン)沿い、海に面したロケーションは素晴らしい。店に入った瞬間に太平洋がぐわっと見えるなんて、なかなかないだろう。店は海に面して横に広く右側がバースペース、左側がレストランスペースというイメージ。実際にはそういう括りはないのだが、右側は木の質感がある落ち着いた色合いで、バーカウンターがあって喫煙OK。左側は明るい壁紙でテーブル主体で禁煙。その他にデッキテラスもあって天気が良い時などは外でも食事やお酒を楽しむことが出来る。店名にもあるように、ジャズクラブ的な要素もあって、不定期で店内ではライブもあるようだ。

 地元のジビエを使った料理やピザなどのイタリアンメニューなど、メニューは豊富でどれも安くて美味しくて、それだけでこの店に来る価値があるというものだが、このサイトでご紹介するのだから当然語るべきは「ラーメン」だ。ご主人がラーメン好きということで作った麺類の数々。やはり勝浦ということで看板メニューは「勝浦タンタンメン」(750円)。その他にも「みそチーズそば」(980円)「湯麺」(850円)「味噌タンタンメン」(850円)「冷し坦々麺(つけ麺)」(980円)「白しょうゆの中華そば」(800円)など種類も豊富だ。

 「勝浦タンタンメン」はまず非常に綺麗なビジュアルにひかれる。真っ赤なスープに真っ白い白髪ネギのコントラストは、江ざわをリスペクトしていることを伺わせる。ベースのスープは豚骨、鶏ガラの清湯スープで、洋食の技法を用いてオニオンスープに仕上げたもの。そこに一番出汁と醤油ダレを合わせた醤油ラーメンの上に、花椒を効かせた自家製ラー油が浮く。ラー油系タンタンメンなのでもちろん激辛なのだけれど、ベースのスープがしっかりとしているのでラー油の辛さに負けない旨味がある。麺は細ストレート麺で食感も良くスープにも合っている。勝浦で長年愛されてきた伝統のタンタンメンを、この店なりに再構築したような一杯だ。これは勝浦市内の勝浦タンタンメンの中でもハイレベルな一杯である。もう一品「白しょうゆの中華そば」は、優しい味わいのスープの旨味をしっかりと感じられるバランスが秀逸。繊細な味わいながらも塩度はそこそこ立っているので、キリッとした表情を見せてくれる。

 ラーメン類もさることながら、他の料理の数々も美味しいし価格も安い。落ち着いた店内の雰囲気も良くてロケーションも抜群でホールの接客も良い。いや、これは実に素晴らしいお店だ。プライベートで行き着けにしたいお店がまた出来た。(Ricky)

2010.8.3