外観(10.11.8)

らあめん塩(10,11.8)
らあめんみそ(10.11.8)

らあめん醤油(01.6.30)
つけ麺(01.11.17)

らあめん塩(02.2.20)
チャーシューごはん(02.2.20)

旧外観(01.6.30)

基本メニュー らあめん塩(735円)
所在地 市川市新浜1-3-1
電話 090-7207-5493
営業時間 11:30〜14:00,18:00〜22:30
11:30〜15:00,18:00〜22:30(土日祝)
定休日 月、第1・3火
アクセス 東京メトロ東西線「行徳」駅下車。県道6号とは反対側(海側)へ。西友の角を右折(新浜通り)。2つ目通りを左折、右側。

 千葉拉麺通信が出来たのが2000年。必勝軒や奥村家など、その年に出来たお店にはシンパシーというか非常に思い入れが深いものがあるが、行徳にある「葫」もその一つ。こちらもたしか2000年オープンだったかと思う。まだ千葉のラーメンが全然盛り上がっていなかった頃に、都内からフリークさんが千葉に食べに来たというのはニュースになったものだ。そんな中で葫っていうお店は大通りから外れた裏路地にある、知る人ぞ知る通好みの店みたいな位置だったように記憶している。あれから10年、今ではそんな裏路地に行列を作るほどの人気店になった。プライベートはもちろん、雑誌や自分の本の取材で結構足を運んでいる割に、こちらのレポでは随分ご無沙汰していたことに気づく。そんなわけであらやだ7年半振りのレポートを。

 今回の訪問の主眼は新メニューの「らあめんみそ」(840円)である。以前から味噌の要望は多かったようだが、半年ほどかけて試行錯誤を繰り返した結果、ようやく自信が持てる味噌ダレが完成したのだという。ベースとなっているのは八丁味噌。そこに信州味噌など都合6種類の味噌が合わせられ、さらに新しく出逢った醤油が加わることで奥深い味わいのスープになっている。見た目八丁が強めのバランスに感じられるが、決してそんなに強いクセはなく、強いコクの豆味噌とまろやかな味わいの米味噌の良いところが綺麗にブレンドされている。野菜の甘味が強いスープを上手に引き立て、それでいてしっかり味噌も感じさせる味わいがなかなかのもの。他にはない葫らしい味噌ラーメンに仕上がっていると思う。

 また久々に基本メニューである「らあめん塩」(735円)も食べてみた。以前よりも角が取れてますますマイルドな口当たりになっているが、以前よりもさらにコクや旨味が深くなったように感じる。シンプルな構成だからこそごまかしが効かないスープ。手抜きが出来ないなかなか難しいラーメンだが、さらに磨きがかかって美味しくなっていたのが素晴らしい。こちらは醤油も個性的で美味いので、最低三度は行かねばならない店だなぁ。(Ricky) Check

2011.1.25


 久々に葫の塩ラーメンを食べてみたら、以前よりも重厚感が増していて驚いた。野菜の甘さが出た独特のスープは、醤油と同じものを使っているが、この店では色々試した結果あえて塩ダレを作らずに塩のみを使っている。だからこそ余計な味がせずに、スープ本来の旨さを味わうことが出来るのである。

 あまりにも食材にお金を使いすぎて、会計士の人から「こんな原価率高いラーメン屋はつぶれるよ」と言われるほどだそう(笑)。こっそりその数字を教えて頂いたが、これはつぶれる(爆)。それほどまでにたっぷりの素材を入れて作ったスープ、その真価を味わえるのは醤油よりも塩ラーメンだ。

 初めて塩を食べた時は、このスープには塩よりも醤油が合うと思っていたが、今となっては塩の方がいい。つまり、この1年でベースのスープが濃厚さは保ちつつもすっきりと仕上がるように変化したということなのだろう(Ricky)

2003.3.27


 というわけでやっとこさの「塩」である。今年に入って2回目なのだが、前回は通常の醤油を頼んでしまったのであった。果たして塩ラーメンはいかがか。

 基本的にはスープ構成などは一本なので、ニンニクや香味野菜の入った豚骨鶏ガラ系スープ。鶏油も入っていて仕上げの段階で泡立て機でシャカシャカシャカと仕上げた泡が表面を覆う。スープを一啜りしてみると、ん?醤油の味がなくなってその分スープの素性がストレートに出ているから感じるのだが、ポタージュスープのような味わいだ。これを好きか嫌いかは好みの問題であるが、私的にはこのスープの素性は醤油というヴェールに隠れていて丁度いい味わいの気がする。つまり塩ではどうしても隠しきれないえぐみや臭みが出てしまっているのだ。私は現段階のこの店ならば迷わず醤油をお薦めする。

 スープの取り方や昼と夜でのバランスの問題など、店主浅田氏の研究課題は多いのだそうである。しかし研究熱心なご主人であるので、ぜひクリアして頂きたい。(Ricky)

2002.2.20


 前回お伝えした塩ラーメンが完成しているとの話だったので、久々に足を運んでみると、確かにメニューには塩ラーメンの文字が。しかし、なんと壁に「つけ麺」の文字があるではないか。早速予定を変更して(笑)「つけ麺」を注文してみることにした。

 それはそうと今までのワープロ打ちのメニューが、一つ一つ手書きのお洒落なメニューに変わっていた。そして何もなかった壁にも、大胆な構図で「葫」の文字。店主曰く常連さんで上手な方がいて書いて下さったのだとか。なかなか味のあるいい雰囲気である。

 さて、つけ麺である。これは正直旨かった。そもそも葫の通常のラーメン自体、つけ麺に向いているスープだなと思っていたが、それが更に濃厚さを増して、中太の麺にぐいぐい絡んでくる。つけ汁には酸味はなく、豚骨の旨味と醤油の味わいがバトルをしている濃厚なつけ汁である。うぅむなかなかこれはいい。惜しむらくは麺に添えられていたモヤシ。なんの工夫もなく量が多すぎる。こんなにモヤシばっか食べたくはない。

 また「チャーシューごはん」も食べてみたが、ネギがたっぷり乗っていて、ご飯がちょっと柔目ではあったがなかなか美味であった。(Ricky)

2001.11.17


 その後久しくご無沙汰をしていた店だが、最近色々な人から「葫は味が変わった」との話を聞いていたので、久しぶりに足を運んでみた。

 スープのベクトルは今までと変わっていないものの、まずスープの表面に浮いた玉子の白身をホイップしたかのような泡と、鶏油が目を引いた。そしてレンゲで啜ってみると、実に濃厚でパンチがあるスープになっていて驚き。中太の麺もこのようなスープで初めて活きるというもの。以前は気づかなかったが、ニンニクチップも表面に砕いたものが浮いていた。

 以前よりも全てが向上しており、ラーメンとしてのバランスも良くなった。なんでも塩ラーメンを研究している様子、今後目が離せないお店になったかも知れない。(Ricky)

2001.6.30


 開店当初に掲示板に書き込みのあった宿題店。半年以上経ってようやく訪ねることが出来た。店はカウンターのみのシンプルなレイアウト。ご主人は運送会社のドライバーを辞して、独学でラーメン店を開業した。人と話すのが大好きというご主人が作るラーメンは、こってりとあっさりの2種類が選べる豚骨醤油ラーメン。この日はこってりを注文する。

 麺は中太麺で弾力性のある食感。スープは不透明な豚骨醤油スープで、豚骨・鶏ガラをベースに何度も野菜を足して炊きあげたスープ。表面には背脂と鶏油が浮いている。具はチャーシュー・モヤシ・ネギ。またスープ表面には揚げネギも浮いている。こってりといいつつも上品でおとなしいラーメン。難を言うならばスープにパンチがなく、人によっては物足りなさを感じるかもしれない。

 この日は閉店間際にお店へ行ったが、看板を閉まっているときに近所のおばあちゃんが鍋を持ってやって来た。どうやらラーメンのスープを貰いに来た様子。「どうせあまっちゃったら捨てるから」と言いながらニコニコとおばあちゃんにスープを分けてあげるご主人。常連客も多く地元密着の地元に愛されているお店という感じであった。丁寧な仕事ぶりと優しい心配りのある接客も◎。(Ricky)

2000.12.1