とんこつらーめん長浜屋


外観(10.2.11)

長浜ラーメン(10.2.11)
牛バラ丼(10.2.11)

基本メニュー 長浜ラーメン(550円)
所在地 千葉市稲毛区稲毛2-5-36
電話  
営業時間 11:30〜翌4:30
定休日 なし
アクセス 京成線「京成稲毛」駅下車。県道134号線を国道14号方面へ。国道14号を右折。国道沿い右側。

 この場所のお店は国道沿いという場所柄常に繁盛しておるのだが、何故だか最近しょっちゅう看板が変わる。 最初は長い間「三楽」という名で、数年前にいつの間にか「力玉」になり、すぐまた「珍味」になり、先月は現在の「とんこつラーメン長浜屋」に変わった。私も初代「三楽」時代はよく行ったもので、当時としてはそこそこな博多風豚骨が味わえて重宝した。しかしご無沙汰しているうちにめまぐるしく店名が変わりに変わり、そして今の店名に。過去のレポから推察するに基本的に三楽同系列経営のリニューアルと思われ、そこへ来て「とんこつラーメン長浜屋」という名前である。と、より長浜豚骨の期待が膨らむのであった。

 店前の駐車場に車を止め、車のドアを開けた段階でフロア係の女性が扉を開けて待っていてくれる。そして厨房にはベテランと思われる女性が一人、見習いと思われる男性が一人、その三人とも、中国系の方である。その辺の雰囲気も過去のお店と共通点であった。しかし、メニューを見て驚くのは、ラーメン屋と言うより、中華料理、それも台湾料理系のお店のメニューから、主にラーメンのバリエーションと、一品料理を抜粋したかの構成である。その辺が以前の店とは随分違う。

 ラーメン類だけでも基本の「長浜ラーメン」(550円)そして「ワンタンメン」(680円)「パイコーメン」(880円)「野菜たっぷりラーメン」(780円)「チキンラーメン」(680円)「のりラーメン」(650円)「特製台湾ラーメン」(750円)「チャーシューメン」(800円)「ねぎラーメン」(750円)「特製坦々メン」(750円)。 そしてそれらの載るメニューには「五種類の(醤油・塩・味噌・ごま坦々・ピリ辛坦々)のスープからお選びいただけます。」ときた。これは随分大風呂敷を広げたもんだ。また他に一品料理で牛バラ丼、チャーシュー丼、角煮丼(サイドメニューの小ぶりサイズ)おつまみのパイコー、手羽先、ギョーザ、とりから、油淋鶏、レバーから、ゆでギョーザ。ゆでワンタン、ピータン、クラゲ、むしどり、ザーサイ、トマト、枝豆、キムチ。と来る。やはりここまで来ると前述の通り台湾料理屋だ。とりあえず基本の長浜ラーメンと牛バラ丼をオーダー。

 出てきたラーメンは、細麺の上に大きめのチャーシュー、メンマ、きくらげ、その上にすりゴマと万能ネギがぱらり。そして海苔二枚。と来ると、博多ラーメンかと思いきや、スープの色が茶色い。以前の三楽の頃はいわゆる「白濁豚骨」であったのだが、これは明らかに違う。色、風味、味共に、いわゆるカップラーメンや生ラーメンで言われるステレオタイプの「豚骨醤油」だ。 バリカタで頼んだ麺も細いが、長浜のようなホギホギでなく、加水が高めのモチモチ。これは旧店からそうだった。騙されたわけではない。でも「とんこつラーメン長浜屋」のラーメンは「博多豚骨長浜ラーメン」では無いのである。スープの寸胴はひとつしかなく、他のお客さんが頼んだ長浜ラーメンもごま坦々基本は全てその茶色いスープをベースに作られていた。あとはカエシや調味料や油でそのバリエーションをまかなっているようだ。

 しかし、上記の概念を捨てれば、深夜4時半までやっている事、基本の長浜ラーメンが550円で、大盛無料(替え玉は100円)という点をとれば、非常にコストパフォーマンスは高く、また一緒に頼んだ「牛バラ丼」は、何となく中華街のそれを感じさせるもので、こっちを大きな丼で一人前で、ラーメンはミニにして食べたいくらいだ。よって酒の肴に他の一品料理を楽しむのも非常によかろうと思う。カウンター席しかないが、気心の知れた相方とちょっとサクッと一杯、にはうってつけだ。「一杯入魂のラーメン専門店」のカテゴリーから外せば、近所にあると便利な中華料理屋としてのグレードは高い。でも車でないといけないロケーションと、やはり「とんこつラーメン長浜屋」のネーミングにはトラップがある。それだけは念頭に置いてご利用ください。(とみ)

2010.2.11