らーめん武蔵家 千葉本店


らーめん武蔵家
外観(14.9.29)
らーめん武蔵家 のり増しらーめん
らーめん武蔵家 半熟玉子ラーメン
のり増しらーめん(14.9.29)
半熟玉子ラーメン(05.12.26)
らーめん武蔵家 半熟玉子ラーメン
らーめん武蔵家 半熟玉子ラーメン
半熟玉子ラーメン(03.9.10)
半熟玉子ラーメン(03.6.14)
らーめん武蔵家
旧外観(03.9.10)

所在地 千葉市中央区道場北町317
電話 043-235-2066
営業時間 11:00〜翌1:00
定休日 なし
アクセス JR総武本線「東千葉」駅下車。千葉刑務所脇、COCO'S並び。アルペン向かい。駐車場あり。

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 レポとして上げるのは約10年振りであるが、実は年に一、二度は足を運んでいた店である。家系好きにとって深夜にちゃんとした家系ラーメンを食べさせてくれる店は貴重で、この道場界隈は吉村家直系の「杉田家」もあって実に恵まれている場所である。こちらは気がつけば開業して12年目、今は千葉中央や西千葉、東船橋などにも着々と支店を構えている人気店だ。武蔵家という名前からも分かるように中野武蔵家の流れを汲んでおり、同じ千葉市内だと「ラーメン虎ノ穴」と同じ出身である。オープン当初と異なる点は、何より向かって左隣の店舗もぶち抜いて店の広さが倍になったこと。そして右隣の老舗鰻店「玉家」の駐車場を利用出来るようになっている。店名からも「横浜ラーメン」の文字が取れ「千葉本店」の屋号に変わった。

 この日オーダーしたのは「のり増しらーめん」(720円)。武蔵家は全店ライスが無料でついてくるので、それも一緒にお願いする。基本的にラーメンライスなどはやらないのだが、武蔵家に来るとついついやってしまうのだなぁ。やはり家系のスープとご飯は合うと思うのだ。平ざるでリズミカルに湯切りをする姿は、家系に来たなぁと感じさせるもの。昨今都内のみならず千葉県内でもチェーン系のなんちゃって家系が跋扈しているが、やはり家系はテボではなくて平ざるで麺上げをして欲しいと、オールド家系ファンとしては思ってしまうのだ。

 スープはしっかりと乳化した豚骨醤油で、鶏油も浮いているがどちらかといえば乳化タイプのもの。カエシが若干強めなのは変わらぬ印象だが、深夜の時間帯のスープは割と骨の味わいも出ていてクリーミーな仕上がりに。近隣の杉田家とはまったく違うアプローチなので十分共存出来るのではないかと思う。麺は酒井製麺の麺だが、いわゆる家系の麺とは異なりラーメンショップなどが使っている麺と同様のもの。個人的にはやはり家系の縦切り麺の方が好みだが、別の製麺所の麺よりはこちらのラーショ麺の方が遥かに家系スープに馴染んでいると思う。比較的しっかりと茹で上げてあって、もっちりとした食感もあり美味しいな。家系に来るとライス同様海苔増し率が高い私だが、鶏油がひたひたになった海苔と白いご飯がまた合うのだ。深夜1時近くにこってりとしたラーメンとご飯までを平らげてしまう背徳感と罪悪感。しかしついついやってしまう。かつて千葉市内に家系ラーメンが無かった頃、夜中に「まこと家」や「大黒家」まで車を飛ばしていた私としては、やはり夜中の家系ラーメンというのはテンションが上がるのだ。

 十年以上経っても変わらぬ味と変わらぬ人気ぶり。数年で閉まってしまう店が多い中で、決していい立地とは言えない場所で頑張っている佳店だと思う。これからもずっと頑張って長く営業を続けて欲しいなと思える店の一つだ。今後も深夜にこの店でラーメンライスを食べ続けることだろう。(Ricky)

2014.9.29


Check

 開店以来しばらくご無沙汰していた武蔵家だが、営業時間が深夜までになって夜行性の私には敷居が低くなったこともあり、久々の来訪ということになった。頼んだのは「半熟玉子ラーメン」(700円)をデフォルトで。

 スープは一時期濃度が薄めになっていたが、また濃度が濃い状態になっていた。無論夜の時間帯だということもあるかも知れないが、パンチのあるスープになっていたと思う。酒井の麺との相性もいい。深夜1時まで千葉市内でこのレベルの家系ラーメンが食べられるのは大満足だ。

 しかしメニュー名のせいなのか、味玉好きだからなのか、何も考えずに3度頼んで3度とも同じメニューっていうのも珍しいな(^^;(Ricky)

2005.12.26


 開店して約3ヶ月、とりあえず落ち着いた頃だろうと思い再度この店を訪ねてみた。お昼時をちょっと外したくらいの時間帯だったが、ほぼ満席状態。オーダーは前回と同じ。

 まずスープは当初よりも若干ベースが軽くなっている印象。と、言ってもそれは悪い意味ではない。以前のどちらかといえば増田家、虎ノ穴タイプに近いものから、末広家、千葉家の方向に若干振れた感じ。その分カエシが立って感じるが、バランスとしては悪くないと思う。むしろ気になったのは鶏油の甘さ。前回感じた甘さが足りなかった。多分にこれは甘さが飛んでしまっているのではなかろうか。そもそも飛んでしまうのは仕方ないことなのだが、回転の多い店だと鶏油も追加投入するので甘さはある程度保たれる。その甘さが足りなかったので、スープとの一体感があまり感じられなかった。また麺が少し熟成が進んでいるような質感だった。末広家などとは麺帯自体が違うタイプの麺を使っているのだが、そうだとしても前回とは違う印象を持った。

 とはいえ、お店の方の接客も適度で心地よく、ラーメン自体も十分満足出来るレベル。また来てもいいかな、と思わせる一杯ではある。(Ricky)

2003.9.10


 中野家(現末広家)が生実町に出来た時は、「とうとう千葉市でも家系が食せるようになったか」と感慨深く思ったものである。それがまぁどうでしょ、今ではホントに選択肢が多くなって嬉しい限りである。柏に王道家が出来たのもなかなかセンセーショナルではあったが、武蔵家@新中野の直営店が千葉市内にオープンしたのも、隔世の感がある。

 場所は千葉刑務所脇。っていうと分かりにくいかも知れないが、電車のアクセスとしてはなかなか厳しい立地なのだが、車だとよく通る道である。千葉駅方面からいえば、椿森陸橋を越えて高品交差点を右折した道沿いの左側である。この通りは一種ファミレス街道になっており、サイゼリヤ、COCO'S、Sunday's Sunなどが軒を連ねる道で、その先には知事公舎や千葉テレビなどがあるエリアである。

 店はL字カウンターのみ11席で、こぢんまりとした作りになっている。店の前には沢山の花環(酒井製麺からの花環が来ていた)とラーメン本の記事が張られていた。先客は家族1組(しかも知り合い)のみ。そのご家族と店の前で立ち話を少ししてから店内へ。ということは客は私一人ですね。店に入ってすぐ券売機があるので、そこで「半熟玉子ラーメン」(700円)を注文する。

 厨房の中には怖そうな顔をしたお兄さんが二人。末広家や千葉家に慣れている人はそうでもないかも知れないが、分かりやすく言うと「ザ・家系」といった感じだ(笑)。大きめの寸胴が並べられており、スープをいじっている。酒井の麺箱から麺をほぐし、湯に投入する。そして丼が準備され、スープが入れられる。え?スープ少なくないかぁ?丼の半分くらいだろうか、実にスープが少ない。そこへ麺が揚がってくる。もちろん揚げるのは平ざるである。この麺が入ると七分目くらいまでスープの高さが上がってくる(そりゃそうだ)。

 麺は酒井の麺だが、末広家などとは違うタイプ。茹で加減は申し分なかった。具はチャーシュー、海苔、ホウレンソウ。ホウレンソウは生を湯がいて使っているようで、シャキシャキした食感がする。今冷凍ホウレンソウが入らないからかも知れないが、やはり家系のホウレンソウは冷凍に限る。本来ならばこのフレッシュホウレンソウの方が野菜としてはいいに違いないのだが、慣れとは恐ろしいもので家系はこんなしっかりした食感ではなく、あのグシュっとした柔柔の食感の方が合っている気がする。スープはしっかりと濃度もついていて、鶏油の甘さも感じられたなかなかのもの。それだけにスープの量が少ないのが残念。お腹的には物足りなさを感じるわけではなく、「丁度いい」量なのだと思う。しかしやはり麺はスープの中で泳いで欲しいかも。

 とはいえ、千葉市内の家系では月曜定休の多い中、木曜日休みというのはありがたい。家系の有効な選択肢をまた千葉市民は獲得したと言えるだろう。(Ricky)

2003.6.14