らぁー麺恋屋(閉店)

外観(06.9.23)

とんこつしょうゆらーめん(06.9.23)

基本メニュー めんこいらーめん(650円)
所在地 千葉市中央区富士見2-17-8
電話 043-201-0518
営業時間 11:30〜24:00
11:30〜翌2:00(金土祝前日)
11:30〜20:00(日)
定休日 不定休
アクセス 京成線「千葉中央」駅東口下車。線路沿いをJR千葉駅方面へ。道沿い右側セブンイレブン手前を右折。道沿い右側。

 ラーメン店のみならず様々な飲食がひしめく千葉中央、富士見エリアはある意味激戦区。この一角に出来た飲食店やラーメン店がどれだけつぶれていっただろう。そんな富士見の一角にまたラーメン店がオープンした。場所的には増田家の一本千葉寄りの路地。「らぁー麺恋屋」と看板が掲げられているが、横文字を見ると「MENKOIYA」とある。ここは新店ではあるが、実は昨年冬に閉店した東金の「めんや神風」が移転してきたもの。「マルバラーメン」(浦安)出身のご主人が営む店だ。

 店内はL字カウンター12席のみの細長いレイアウトで、入ってすぐのところに券売機が置かれている。メニューは「めんこいらーめん」(650円)「とんこつしょうゆらーめん」(700円)「みそらーめん」(700円)が基本で、それぞれ200円増しでちゃーしゅーめんにすることが出来る。またトッピングはのり、ねぎ、キクラゲ、メンマ、味玉などどれも100円増し。通常ならば基本の「めんこいらーめん」と行きたいところだが、店主曰く「めんこい」は神風時代のラーメンと同じなので、新味を試して欲しいとのことだったので、「とんこつしょうゆ」をお願いすることに。

 とんこつしょうゆ、というネーミングのラーメンながら、まず見た目が真っ黒いのに驚く。それは例えば白濁豚骨スープにマー油が浮いた、簡単にいえば「なんつっ亭」のようなスープとは違う。完全に豚骨スープと醤油ダレが一体化しているのである。見た感じ濃い目の竹岡式といった印象だ。熱々のスープの表面にはかなりの量のラードが浮いている。スープをすすってみると、しっかりした味わいの醤油ダレと甘さを持った豚骨鶏ガラベースのスープが合わさっている。正直ラードの量はちょっと多いのではないかと思うが、スープ自体はなかなか面白い、他にはない味わいではないかと思う。麺はこの店ではラーメンに合わせて細ストレート麺と、中細縮れ玉子麺の2種を用意しているようだが、このメニューには縮れ麺が合わせられていた。福島の富多屋製麺の麺を使用しているようだ。硬めに茹で上げられていてしっかりした食感の麺はスープとも合っていると思う。具はチャーシュー、メンマ、海苔、万能ネギで、万能ネギがたっぷり入っていて麺と絡んでくるのは嬉しい。チャーシューも臭み無く柔らかい食感のいいチャーシューだと思う。注文を受けてからスライサーで切り分けるのは修業先のマルバ譲りのオペレーション。

 この店で気になる点は3つ。まずは「とんこつしょうゆらーめん」というネーミングで、客が期待するラーメンは果たしてこういうラーメンなのかどうか、というところ。確かに豚骨スープの醤油ラーメンなのだが、多分豚骨醤油と言われて客がイメージするのは家系のような、乳化した白濁醤油スープではないか。このラーメンは真っ黒いスープなので、そのイメージと合致していないのではないかと思う。そしてもう一つは価格。千葉市内でも家賃の高いエリアであることは承知だが、それでもこのパッケージで750円はいくらなんでも高い。せめて650円まで落とすことは出来ないだろうか。しかも近隣には集客力のあるラーメン店がひしめきあっている。その中でこのパッケージに750円の価値は見出しにくい。そして最後は営業時間帯。夜の街でなおかつ路地裏という立地で昼営業〜10時クローズというのはどうだろう。もう少し遅い時間の営業が望まれる地域のように感じる。

 しかしまぁラーメン自体に関しては、ラードの量が多く少ししつこさは覚えるが、全体的にはあまり食べたことのない味わいで、面白いラーメンに仕上がっていると思う。基本の「めんこいらーめん」や「みそらーめん」も試してみたいと思う出来にはなっていた。ぜひ頑張っていただきたいと思う新店の登場だ。(Ricky)

2006.9.23