NOODLE DINING

外観(06.7.14)

醤油らー麺(06.7.14)

ど豚骨らー麺(06.7.14)

めぐらー麺いたりあん(06.7.14)

ど豚骨つけ麺(06.7.14)

基本メニュー 醤油らー麺(650円)
所在地 浦安市当代島2-5-1
電話 047-382-8765
営業時間 11:30〜翌4:00(暫定)
定休日 不定休
アクセス 東京メトロ東西線「浦安」駅下車。県道6号(行徳バイパス)を行徳方面へ。県道沿い左側。「花月嵐」隣り。

 市川インターから浦安駅に抜ける県道6号、通称行徳バイパスに出来た新店である。場所的には浦安駅から徒歩で5分強、浦安市場の先あたりで、すりばちラーメンや花月の並びと言えばお分かりの方もいるだろう。外の看板には「自家製麺」の文字と、NOODLE DININGの文字が掲げられている。さらにDAY「麺屋」NIGHT「麺酒房」と記されていることからも、昼と夜で違う業態だということが分かる。なんでも数年前まで新浦安にあったダイニングバーによる新業態だそうで、昼はラーメン専門、夜はそこにお酒やつまみが加わるといったところなのだろう。

 店の外に掛けられた黒板には「らー麺日本一目指してスタート」と大きく書かれてあり、「らー麺歴ゼロ、デモ絶対の自信アリ」と記されている。また別の黒板には「本格派宣言」と書かれ、塩は1億5000年前のモンゴルの天外天塩を使用、あさりらー麺のあさりは浦安産、餃子は洗濯機で作っているなどと細かく記されている。洗濯機で作る餃子って何だ? いずれにしてもいろいろとこだわっているようなので、とりあえず期待を胸に入店することに。

 店内はテーブル席のみで、40席程はあるだろうか。4名かけや6名かけのテーブルがある他、大きなテーブルがカウンター代わりに置かれているレイアウト。テーブルや椅子などの調度品や内装や、酒の瓶が処狭しと並べられ、ギネスのドラフトサージャーが置かれたバーカウンターなどの雰囲気は、ラーメン店というよりはまさにダイニングバーといった感じ。正式なオープンは今月29日を予定しているそうで、今は昼営業のラーメン店部門だけを先にオープンさせている旨のアナウンスが書かれている。

 そのメニューに目をやると、とにかく種類は豊富。とはいえ、基本となるのは「らー麺」類と「つけ麺」類のよう。「らー麺」類は「醤油らー麺」(650円)「塩らー麺」(650円)「信州味噌らー麺」(700円)「ど豚骨らー麺」(700円)の4味があって、そこにバリエーションとして「あさりらー麺」(+300円)「炙り焼豚らー麺」(+300円)「半熟味玉らー麺」(+100円)や、各種トッピングがある。そしてこれらの味のすべてに「つけ麺」も存在している。つけ麺メニューはらー麺メニューに50円プラスの価格設定。どのメニューも麺はデフォルトだと太麺で、好みで細麺も選べるようだが、この日は太麺しかないと言われた。

 また、他の変化球メニューとしては、「めぐらー麺」(750円)というのがあり、「いたりあん」「けんたっきー」の2種がある。お店の人の説明によればどちらもスープが冷たいいわゆる冷やしラーメンで、「いたりあん」はトマト味、「けんたっきー」はコーンスープ味なのだそうだ(汗)。他には「和風つけざる麺」(590円)というモノもあり、梅ざる、ゆずざるの2種類がある。これは他のテーブルに運ばれたモノを見るに、ざるそばのような冷たいつゆに麺をくぐらせて食べるモノのようだ。ちなみにメニューに「お子様らー麺ございません」の文字が書かれているが、お子さま連れの客は特盛を頼んで小さい取り分け用の丼で取り分けて欲しいと。そして子供にはマンゴージュースとゆで玉子がサービスされるというから、かえって良心的と言えるだろう。

 まず基本と思われる「醤油らー麺」。麺は自家製の太ちぢれ麺で茹で加減はやや固め。ごわっとした独特な食感を持っている麺だが、どこかで似たような麺を食べたことがあるなぁと考えたが、ぽっぽっ屋の麺によく似たタイプの麺だと思う。スープはゲンコツベースのあっさり豚骨清湯で、背脂と焦がしネギ油などが浮いていて、ここ数年の流行のラーメンをよく研究しているなぁといった感じ。麺とスープのミスマッチ感が楽しく、あっさりさらっと食べられる一杯だと思う。「ど豚骨らー麺」は醤油ラーメンと較べると正直非常に凡庸でつまらない味わいの豚骨ラーメンだった。それは「ど豚骨つけ麺」でも同じことで、要するにどこででも味わえる、知っている豚骨の味がするわけだ。たださすがに麺は水で締めるとかなり強力な食感を持つので、この麺はラーメンの時よりもつけ麺の方が遙かに楽しめたのは事実。この麺を楽しむならばつけ麺やざる麺など、水で締めたメニューの方が面白いだろう。果たしてこれが麺として完成しているのかといえば、まだまだ改良、研究すべきところは多いと思う。例えば加水、例えば茹で加減、例えばかん水のバランス等々。しかし何もすべてのラーメン屋の麺が優等生になる必要もあるわけではなく、この麺の存在感はそれはそれで面白いのではないかと思う。だから下手にスキルが上がっていってつまらない麺にならないことを願う。

 実は今回食べた4種類の中で一番面白いなぁと感じたのは「めぐらー麺いたりあん」だったりする。湯むきしたトマトにはしっかり仕事がしてあって、それだけで味がついている。そしてそれがドンと中央に置かれたビジュアルはインパクト十分。スープはトマトジュースをベースにしたような味わいで、正直ラーメンの味とは違うテイストなのだが、かといってイタリアンでもない。そこに水で締められた極太ごわごわ麺が合わされていて、他では決して体験出来ない唯一無二の存在感を持っているメニューになっている。コーンスープ味という「けんたっきー」も非常に気になるところだ。(Ricky)

2006.7.14