満洲軒(閉店)

外観(05.10.13)

味噌ラーメン(05.10.13)

満洲軒(閉店)

ジャンル
味噌

基本メニュー
味噌ラーメン(550円)

場所
佐倉市鏑木町1011-1

電話
043-485-2487

営業時間
朝〜18:00頃

定休日

アクセス
京成線「京成佐倉」駅南口下車。ロータリー左手、パチンコ店手前を入り直進。突き当たりを駐輪場に沿って右手前に戻る。道沿い左側。

 佐倉では評判の店で、以前から情報をいただいていながら行けずにいた店である。最近になってまた会議室に情報をいただいたりしたので、これは行かねばならぬと出掛けてみた。場所は京成佐倉南口、ガンジーラーメンと同じ側である。駅前のロータリーから脇道に入って、どちらかといえば賑やかではない方向へ向かっていくと、実にひっそりと建っているのがこの「満洲軒」なのである。情報を寄せていただいたり、事前に聞いていた店名は「満州軒」なのだが、お店には「満洲軒」と書かれている。この店の門構えといい店内の雰囲気といい、ここに流れている空気は間違いなく昭和である。

 この店は開業当時から女性店主が一人で切り盛りしていると伺った。店舗はどうやら隣りの自宅と繋がっているようで、厨房の奥には自宅の台所が見える。昔はこういうスタイルのお店って結構あったよなぁ。昔ながらのラーメン屋といった雰囲気の店内は、細長い鰻の寝床のようなカウンター席のみ。厨房を覗くと小さな釜で麺を茹で上げる、懐かしいスタイルだ。情報によれば、ここは池袋の老舗「はせ川」出身のお店なのだとか。店内に掲げられた古びたメニュー札を眺めると、「醤油ラーメン」「塩ラーメン」(各500円)「味噌ラーメン」「特製つけめん」(各550円)の他に「はせ川」にもある「カレーラーメン」(500円)のメニューも。他に「ライス」(100円)もあった。当然ここは「味噌ラーメン」をチョイスする。

 出てきた味噌ラーメンは見るからに美味しそうな、シンプルなのだけれど凄みのあるビジュアルをしている。まずスープの色がいい。深みがあってそれでいてどことなく透明感もあるスープの色。そして札幌で生まれたラーメンらしくラードが表面に厚く張られている。このラードがスープを熱々に保つのである。スープを木の匙で掬うとラードが一緒に入って来るが、思いの外ラードの量が多いので、苦手な人も多い味わいかも知れないが、個人的にはあまり他では味わえないバランスで気に入った。味噌味もキリッとしていて輪郭がはっきりとしたスープ。ほぼストレート中細麺との絡みも悪くない。具は小さい海苔、小さくて薄いチャーシュー、ネギ、メンマ。あまり具は気にしてない、って感じのほっとき感がいい。

 今はやりのラーメンでもなければ、こだわりの一杯というのでもない。何十年も変わらぬ味をただ出しているだけ。しかし、最近いくつかの味噌ラーメンを食べたが、これほど感動した味噌ラーメンはなかった。こういうお店があるから、こういう味に出逢えるから、ラーメンの食べ歩きはやめられないのだ。(Ricky)

2005.10.13