麺家まんぼう


外観(11.9.1)

ラーメン(11.9.1)
柚こしょうつけ麺(11.9.1)

拉麺(07.2.15)

旧店舗外観(07.2.15)

所在地 鴨川市打墨843-1
電話 0470-92-4385
営業時間 11:00〜20:00
定休日
アクセス JR外房線「安房鴨川」駅下車。県道24号線を鴨川有料道路方面へ直進。県道沿い右側、駐車場あり。

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 鴨川の人気店「ラーメン家まんぼう」が7月に移転したとの情報を聞き鴨川へ。以前よりもちょっと山の中へ入ったようなロケーションだが、ウッディでログハウス風の新しい店舗はどことなく移転前のお店のイメージも残っている雰囲気。カウンター的な大テーブルが12席に、広めの小上がり席が8席。駐車場も7台分完備されている。メニューは移転前とほぼ変わる事なく、コーヒーや紅茶もあった。久々の訪問なので前回と同じ基本メニューである「ラーメン」(650円)と、人気メニューの「柚こしょうつけ麺」(800円)をいただくことにする。

 出て来たラーメンは以前食べたものを一気に思い出させるビジュアル。鶏ガラベースのスープは非常にスッキリとした味わいで、そこにふんわりと煮干や鰹節の香りと旨味が漂ってくる。麺はもちろん自家製麺で、以前よりも麺線が太くなっている。一晩寝かせてじっくりと熟成させてあり、しっとりもっちりとした食感が良い。香ばしい風味のチャーシューも相変わらず美味しい。ご主人は山形米沢のご出身なので、所々に米沢ラーメンのエッセンスを感じるラーメンだ。

 一方の「柚こしょうつけ麺」は、ラーメンと同じベースのつけダレに自家製の柚子胡椒が溶かされたもの。しっかりとした柚子の香りとピリッとした辛さがいいアクセントになっている。麺はちょっと柔めの食感だが、茹で過ぎということではなくこの麺に合っている茹で加減だと思う。

 ご主人が鴨川に店を構えたのは今から24年前のこと。一番最初の屋号は「達磨屋」という店だったそう。その後、移転に際して鴨川の魚でもある「まんぼう」の名前を拝借して移転。前回の場所ではおよそ12年ほどやったそうだが、今回3度目のリニューアルオープンということになった。今までと変わらぬ味に満足。鴨川に行ったらぜひ訪れて欲しい店だ。(Ricky) Check

2011.9.1


 鴨川市内を縦断する国道128号線沿いにある、ステーキハウスか喫茶店かといった外観の店である。看板やテント屋根を新調したようで、くすんだ建物と看板の色の鮮やかさが相反している。一瞬微妙な雰囲気というか、外しそうな臭いもしたのだが、店先に書かれた「自家製麺」という文字に吸い込まれるように店の中へ。

 店の中はやはりウッディな雰囲気で、外観から見える屋根の高さと同じだけの天井の高さがある。そしてカウンターの雰囲気といい、テーブルの配置といい、これはどう見ても喫茶店だ。店内にはアップライトピアノが置かれて、PA装置も気合いが入っている。店内に置かれた手書きのメニューにセンスの良さを感じさせる。これは当たりかも知れない、という期待を持たせる雰囲気だ。カウンターの中にはエプロンをした女性が一人。キッチンとホールを一人でやられているのだろうか。

 メニューに目をやると、「拉麺」(650円)を基本に「味噌ラーメン」「塩とんこつラーメン」(各650円)の3つとそれぞれのチャーシュー麺(各850円)。あとは「ネギラーメン」(850円)「サラダラーメン」(850円)「柚こしょうつけ麺」(800円)「味噌カレーラーメン」(850円)などもある。サイドメニューは「炒飯」(800円 小は380円)「餃子」(400円)などが並ぶ。またドリンクメニューに目をやると、コーヒー、紅茶、ジュース類に輸入ビール、あるいはスコッチやバーボン、ブランデー(カミュ)まである。連れもいたこともあり、「拉麺」「コーヒー」(400円)「アイスティー」(450円)を注文する。

 ほどなくして出て来たラーメン。非常にシンプルな顔をしているが、チャーシューを炙っているようで、その香ばしい香りがまず立ってくる。具はチャーシューの他に細かく刻まれた青菜、白菜、メンマ、海苔。スープは鶏ガラベースの清湯スープで、個性がないといえばないスープではあるが、クセがなくて飲みやすいすっきりした味わい。そのスープに野菜などの甘さも出ていてそのバランスも悪くない。そして麺は密度の濃いしっかりした食感となめらかな喉越しを持った自家製麺。多少固めに感じる食感で、それが正しい食感なのか、あるいは熟成期間がベストかどうかも定かではないが、瑞々しく美味しい麺だと思う。さっぱりしたスープにもよく合っていた。650円という価格が適正かどうかはさておき、一杯のパッケージとしては十分完成度の高いラーメンであることは間違いない。

 そして驚いたのはコーヒーとアイスティー。カウンターから聞こえてくるのは豆を引いていれている音。アイスティーもお茶を一遍出したものを氷の入ったグラスに入れて冷ましている。コーヒーはアメリカンというか軽めの出方ではあるが香り豊かで、アイスティーもしっかり茶葉の香りと味わいが出ていた。喫茶としても正しいものを出しているのに好感が持てる。

 自家製麺でラーメンを出したり、コーヒーもしっかり入れていたり、あるいは店の雰囲気といい、なかなか面白いアプローチの店。特別吸引力のあるラーメンではないが、ほっとする優しい味わいと空間が嬉しいお店だと感じた。(Ricky)

2007.2.15