拉麺店情報

麺屋黒船野田店


麺屋黒船野田店

ジャンル
醤油

基本メニュー
醤油麺(600円)

場所
野田市横内22-1

電話
04-7122-5544

営業時間
11:30〜22:00

定休日
なし

アクセス
東武野田線「野田市」駅下車。県道46号線を国道16号方面へ。国道16号線を左折(埼玉方面)。国道沿い左側、横内交差点。焼肉平城苑手前。徒歩難。駐車場あり。


 私がラーメンの食べ歩きに目覚めた頃、インターネットや雑誌などに載っているラーメン店を、貪るように次から次へと食べ歩いていた。リピート率は0に等しく、同じ店に行くなら違う店、といった感じで次々と新しい店を制覇していくのが楽しかった。そんな中で初めて「もう一度食べたい!」と思った店が、当時新三河島にあった「柳麺ちゃぶ屋」だった。それから何度この店へ通い、何人の友人を連れて行ったことだろう。時は流れて、TV番組で優勝をしたこの店は一躍一般の人にも知られるようになり、カップ麺も発売され、北海道にも支店が出来、気がつけばその大衆店が埼玉で産声を上げ、いよいよ千葉県でも食することが出来るというのだから、隔世の感がある。この「麺屋黒船」は、ちゃぶ屋店主の森住氏のプロデュースというか、アドバイスを受けて作られたFCチェーン店で、八潮市を皮切りに最近では熊本の「ラーメン城下町」などにも出店している店だ。ここは以前隣りの焼肉店「平城苑」が経営していた「寛平ラーメン」があった場所でもあり、電話番号も変わっていないところをみると、どうやらここも平城苑の経営する店舗のようだ。

 場所は国道16号内回り、千葉方面からだと野田ジャスコを越えて少し行った先にある、横内交差点である。駐車場へ誘う看板が、これでもかというくらい煌々とついているので、夜ならばすぐに分かるだろう。そしてその看板の下には、これまた大きな文字で「TVチャンピオン ちゃぶ屋店主森住康二氏プロデュース」といった勘定流の文字が踊る。店はテーブル席がメインで、壁に向かって作られたカウンター席や、カウンター代わりに使える大テーブルもあり、キャパ的にはかなり入れるイメージ。厨房の中のコスチュームも森住氏がアドバイスしているのか、コックコートに帽子といった今風のラーメン店といった風情である。店内のBGMは大きさと選曲でバランスを欠いていて耳障りだった。

 ドアを店員さんが開けてくれて、笑顔と共に出迎えてくれる。接客の雰囲気やオペレーションは十分な出来だ。店を入ってすぐ左側に券売機があり、ここでメニューを選ぶことになるが、その脇には大きく写真入りでメニューが掲げられてあるので選ぶのにも困らない。また基本的なメニュー構成はちゃぶ屋とさほど変わらず、醤油か味噌を選んだあとは何を乗せるかの話なので、初めての人もさほど困らずに選ぶことが出来るだろう。

 驚くほど早いスピードでラーメンが到着。「醤油麺」「味噌麺」ともにビジュアルは同じで、スープだけの違い。揚げネギ、エシャロットと背脂を浮かせているのも同じだ。どうしても「ちゃぶ屋」との比較になってしまうのだが、確かに「ちゃぶ屋」的な方向性を持っていることは否定しない。しかし醤油にしても、味噌にしても、全てにおいて届いていない、という印象が離れない。スープの濃度、カエシのインパクト、味の深さ、これらの要素が届いていないのだ。正直「ちゃぶ屋」のラーメンは決して上品なラーメンではなく、どちらかといえば味の濃いインパクトの強いラーメンだが、それをまろやかにしたといえば聞こえがいいが、要はぼやけた感じがするのである。麺は平打ちタイプのもちもちした食感の麺で、わりと美味しい麺。茹で加減に関しては「ちゃぶ屋」よりも硬めで、麺の食感を感じやすいが、その分麺の香りや味わいは半減しているかも知れない。

 千葉市に住む私としては、この味を求めて野田に行くのなら、護国寺に行った方が早いしレベルも違うし、と思ってしまう。とはいえ、地元の人にとっては有効な選択肢が増えたと言えるだろう。意外にも国道沿いでありながら営業時間が短め(夜10時まで)であるので注意が必要だ。(Ricky)

2003.10.13