らーめん木尾田


外観(09.1.15)

らーめん(09.1.15)
つけめん(09.1.15)

特製らーめん(09.1.15)

基本メニュー らーめん(650円)
所在地 市川市八幡2-12-8
電話 047-332-6850
営業時間 11:30〜15:00,18:00〜22:00
定休日
アクセス JR総武線「本八幡」駅北口下車。ロータリー正面を国道14号線方面へ直進し、最初の角を右折、道沿い右側。

 激戦区本八幡に昨年末にオープンした新店である。現在準備中のお店を含め、ここ数年の出店情報はほとんどが南口であったが、こちらのお店は久々に北口での出店である。ロータリーを出て月梅の方へ向かいしばらく歩くと、お洒落な外観のお店が見えてくる。「麺屋こうじ」「空」「中華そば葦屋」などを手掛けたデザイン会社の手による店構えは、ちょっと古い商店街の空気に良く馴染んでいる。

 店はカウンターのみの8席で、席を少なくしてゆったりした空間にしている。オーダーは店に入ってすぐある券売機で注文する。メニューは「らーめん」(650円)「つけめん」(750円)が二枚看板で、それぞれ200円増しの「特製」がある。清潔感ある厨房で黙々とラーメンを作るご主人の動きは淀みなく、新店とは思えない経験者の動きであった。
 
 「らーめん」(650円)は出て来た瞬間、一昔前の懐かしい和風ラーメンを思い出した。具の配置であったり、チャーシューの上に振られた黒胡椒だったりに、青葉という名前を思い出す。聞けば蒲田の人気店で2年程経験を積んでいた方だそうで、その店こそかつては青葉系などと言われた店でもあったし、ビジュアルが似ているのもうなづける。しかしながらその味わいは青葉とも修業先とも異なる味に仕上がっている。半濁のスープは鶏ガラ、豚骨がベースになっていてバランスとしては鶏が強め。そこにモミジや豚足で適度な粘度が加えられている。昨今のトレンドでもある濃厚豚骨魚介とは異なり、あっさりしつつも物足りなさを感じさせないバランスに仕上がっている。醤油ダレは若干立ち気味で、この適度な醤油ダレ感がスープに個性を感じさせる。具は肩ロースチャーシューが柔らかくて良かった。麺は三河屋製麺の中細ストレート麺で、ざくっとした食感とぷりっとした味わいがスープに合っている。

 また「つけめん」(700円)は、らーめんに比べると個性が薄れている印象。こちらもカエシを強めに感じるバランスではあるが、いかんせん甘味や酸味などを加えた分全体としてのバランスが取り辛いようで、正直どこにでもあるような凡庸な作りになっている。現状としてはらーめんの方がオリジナリティもあり、バランスもいいように感じた。麺は平打麺になっていてこちらはなかなかユニークな麺になっている。

 ご主人の梶畑さんは脱サラ後にレストランに入り、その後蒲田の人気店他数軒のラーメン店で経験を積み独立開業された方。自身の名前を崩して「木尾田」と名付けたのだそう。現状でもレベルはそこそこ高いと感じるが、まだまだ完成度は上がっていきそうな予感がする。今後も定期的に通ってみたいお店の登場である。(Ricky)

2009.1.15