ラーメンかじろう


外観(10.3.24)

らーめん小(10.3.24)
らーめん小豚(10.3.24)

基本メニュー らーめん小(650円)
所在地 千葉市若葉区都賀3-25-7
電話  
営業時間 11:30〜14:00,18:00〜20:30
定休日 月・不定休
アクセス JR総武本線・千葉都市モノレール線「都賀」駅東口下車。モノレール高架下を桜木方面へ。かねたやのある交差点を左折。道沿い左側。


 都賀駅東口から歩いて数分の場所に出来たいわゆる「二郎インスパイア系」の新店である。インスパイア系といってもこちらのご主人は「歌舞伎町二郎」の店長を勤めていた方。しかし二郎という屋号は使わずに「かじろう」という名前になっている。これは歌舞伎町二郎を縮めたものかと思いきや、ガッツリとかじりつくようなイメージと二郎を合わせてつけたのだそう。

 店内はちょっと変わったレイアウトになっている。店の真ん中に島状に8人用のテーブルが置かれていて、ここをカウンターのように使う。その他には2人用のテーブルが2卓ある。また現在はカーテンで仕切られているが、落ち着いてきたら小上がり席も開放する予定とか。

 メニューは非常にシンプルで「ラーメン」1種類のみ。小(普通サイズ)は650円で麺が240g。大は700円で360g。豚はそれぞれ豚(約4枚)で150円増し、豚W(約8枚)で300円増しとなる。例えば一番ボリュームのあるラーメン大豚Wでちょうど1,000円だ。トッピング類は味玉、魚粉、生卵、生卵Wがある。面白いのは注文の方法で二郎お馴染みのいわゆる「呪文」は存在せず、一蘭のようなオーダー表に丸をつけるシステムになっている。メニューを選び、麺の固さを固めと普通からチョイスし、野菜、ニンニク、アブラ、カラメを◯で選ぶ。これはホール担当の奥様がまだ不慣れなための処置だそうだが、二郎初心者の人が多いであろうこのエリアでは非常に有効なシステムだと思う。

 さて、問題のラーメンであるが基本的なビジュアルや味の方向性は二郎系と言ってしまって良いと思う。これだけインスパイア系が乱立する今の時代、二郎系の基準をどこに置くのかでも変わってくるが、ベースは二郎でそこにオリジナリティが加わっているような印象。まずスープは粘度濃度が高めの乳化した豚骨スープ。ゲンコツと背ガラのバランスがかなり強い味わいで、一瞬家系のスープを彷彿とさせる味わいになっている。カエシは比較的おとなしめのバランスになっているが、ここは日々バランスで色々と悩まれているとのことだったので、同じバランスで出て来るとは限らないので言及しない。ただベースのスープがかなり強いので、非常に存在感があるスープといえる。麺はストレートの平打ち麺で、いわゆる縦切りの麺。粉はオーション100%でボソッとしていながらも加水のバランスと熟成の度合なのだろうが、意外にもちっとした食感も併せ持っている。豚は小振りながらも肉厚で、醤油感は弱いものの醤油の香りもあって肉の旨みもしっかり感じられて満足

 何度も言うがどこの二郎を基準にして語るかにもよるのだが、いわゆる二郎系のラーメンとして非常に完成度の高いラーメンだと思う。価格も非常に適正だと思うし、一つ一つのパーツが大変丁寧に作られている。懸念することがあるなら、このラーメン一本でこのエリアで商売が成立するのか、というところ。だからと言ってあっさり味や味噌味を出すのもどうかと思うが、もしかしたらもっと麺量の少ないメニューがあったらより幅広い客層に喜ばれるのかもしれない。(Ricky)

2010.3.24