らあめん花月嵐 浜野店


らあめん花月嵐 浜野店


外観(13.7.6)
嵐げんこつらぁめん(13.7.6)
嵐げんこつらぁめん塩(15.3.28)
船橋ソースラーメン(15.3.28)
なんちゃッ亭(13.7.6)
にんにく豚めし(13.7.6)
餃子(13.7.6)

所在地 千葉市中央区浜野町145-3
電話 043-268-0510
営業時間 11:00〜翌1:00
定休日 なし
アクセス JR内房線「浜野」駅東口下車。県道14号線(茂原街道)を茂原方面へ。県道沿い左側。京葉道路「蘇我」インター最寄。

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 ご存知のように数年前より船橋市内外のラーメン店の皆さんと「船橋ソースラーメンプロジェクト」を立ち上げて、船橋の知られざるご当地ラーメン「ソースラーメン」にスポットを当てて来た。活動開始以来、雑誌、新聞やテレビ、ウェブなどで多く取り上げて頂けるようになり、昨年はサンヨー食品よりカップ麺の全国発売や、東京ラーメンショーや大つけ麺博への出店と、様々な場でソースラーメンが登場するまでになった。そして今年ついに「花月嵐」よりソースラーメンのオファーである。かねてより開発力が高いと感じていた同社がどう船橋ソースラーメンを手掛けるのか。開発期間より何度か試食させて頂いたが、今回初めて店舗での実食となる。

 今回の開発にあたり花月嵐の開発スタッフは、船橋のソースラーメン何軒かを食べ歩いたのだそうで、その中でベースにしようと考えたのが「大輦」だった。子供からお年寄りまで多くの人に満足して貰うというのが花月嵐の至上命題。私は開発時にきっと苦手な人もいるだろうけれど、もっとソースを強調した方が面白いのでは?と意見したが、花月嵐が目指したのは「誰もが食べられる船橋ソースラーメン」であり「船橋ソースラーメンの入門編」というスタイルだった。そういう意味では、大輦のソースラーメンは焼きそばを想起させるし、誰も食べたことのない船橋ソースラーメンを分かりやすく表現するにはピッタリであろうかと思う

 スープはソースの甘味を少し強調した味わいで、ソースくささはないのだが食べてる途中でソースがほのかに香るようなバランス。キャベツと豚バラは船橋ソースラーメン界のレジェンドである「大輦」や「浜町一番」同様にスープで軽く煮込んであり、スープに野菜の甘さもうつっている。実に上手にまとめてあるなぁという印象だ。いやいや、ホントよく出来ているなぁ。開発現場で食べたものとほとんど変わらない味。これを全国で均一のクオリティで出しているのは本当に凄い。

 そしてもう一杯は未食の「げんこつらぁめん塩」。どことなく屯ちんを連想するような東京背脂豚骨ラーメン。こちらもなかなか美味しくまとまっていると思う。でも、個人的にはやはりげんこつらぁめんは醤油味の方が好きかなぁ。(Ricky)

2015.3.28


Check

 言わずとしれたグロービートジャパンによるナショナルチェーン展開をするラーメン店。創業して20年を迎えるチェーン店だが、他のチェーン店と異なるのが様々なコラボレーションラーメンを期間限定で出しているところ。ラーメン評論家や芸能人との共同開発のみならず、同業のラーメン店主とも協業するのだから驚きだ。この展開はカップラーメンの世界と非常に似ている気がする。そう、ラーメン店主がカップ麺をプロデュースするように、花月のラーメンをプロデュースしているのだ。あるいはカップ麺が既存のラーメン店の味を再現したりコラボレーションするように、花月が他のラーメン店の味を再現する試みといってもいい。これはなかなか面白いと思う。

 今回の目的は「黒マー油豚骨ラーメンなんちゃッ亭」(780円)。もちろん「なんつッ亭」の味を再現したもので、当然なんつッ亭の古谷氏も監修している。出て来たラーメンは確かになんつッ亭を彷彿とさせるビジュアル。ベースとなるスープはかなり濃度の高い白濁豚骨スープ。そしてその上にはなんつッ亭の象徴ともいえる黒マー油がたっぷり浮かぶ。スープの旨味に若干欠ける印象はあるもののかなりの再現性ではないかと思う。麺は今回のために作られたオリジナルの低加水麺で、ザクッとしつつもしっとりとした弾力のある食感と粉っぽい風味がいい感じ。そして大きなバラロールチャーシューは注文を受けてからカットするこだわり。頑張っているなぁ。そして忘れてはいけないのが「生にんにく生しぼり」をオーダーすること。これはこのメニューに限らず、花月では無料で提供されているのだが、これを加えることで俄然風味と再現度がアップする。

 また久々に基本メニューの「嵐げんこつらぁめん」(620円)も注文してみた。ゲンコツ主体の軽めのスープには野菜の旨味が入っていて、びっしりと浮いた大きめの背脂の甘みと醤油がしっかりと効いたスープ。中太の麺との絡みも申し分なく、無難に美味しくまとまっている一杯。ラーメン好きは鼻にもかけない一杯なのだろうが、普通の消費者からすれば価格からしても十分満足出来るのではないだろうか。これが全国200店舗以上均一の味で出されているのだから、これは個人店にとっては脅威の存在と言えるかも知れない。

 この日は土曜夜の遅い時間帯であったにも関わらず、しばらく満席で外で待たされたほど。その後も客足は落ちることなくほぼ満席状態が続いていた。チェーン店をあなどるなかれ。ラーメン好きの方もたまにはチェーン店を覗いて先入観無く食べてみるのも一興かも知れない。(Ricky)

2013.7.6