ラーメン一兎



外観(11.12.28)

煮干し醤油ラーメン(11.12.28)
生姜醤油ラーメン(11.12.28)

所在地 市川市新田5-5-23
電話 047-324-8038
営業時間 11:30〜15:00,17:00〜22:00
定休日
アクセス 京成本線「市川真間」駅下車。改札出て左側、出入口1を降りてすぐ。

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 12月15日、京成本線「市川真間」駅前にオープンした新店である。以前は韓国居酒屋だったという場所の居抜きで、ストレートカウンターが5席。赤い提灯と白地に赤字の暖簾が懐かしい昔ながらのラーメン店を思わせる。年末の夜の部シャッターで店を訪ねてみた。私の入店後すぐに3名入ってきて、早くも地元で知られているのだと感じる。

 メニューはシンプルに「煮干し醤油ラーメン」(600円)と「生姜醤油ラーメン」(600円)の2種類のみ。トッピングやご飯ものもいずれは出すつもりのようだが、今のところ「チャーシュー(2枚)」「メンマ増し」(各100円)のみの用意。ちなみに2種類のラーメンは、基本の煮干しラーメンに生姜を足したバリエーションということではなく、それぞれ別のスープを取っているのだという。そうなると2杯食べないわけにはいかない。まず先に煮干しをお願いして頃合いを見て生姜を追加で頂くことにした。

 まずは「煮干し醤油ラーメン」。すっきり透明な醤油スープに緩やかな縮れ麺のビジュアルは、ノスタルジックラーメンそのもの。具はバラロールチャーシューにメンマ、ネギ、海苔と至ってシンプルだ。まずスープベースは動物系素材を使わずに煮干しだけで取ったというシンプルですっきりとしたもの。注文を受けるごとに小鍋で温めて仕上げている。食べた人の話では相当煮干しが効いているとの話だったが、私が食べたときはおとなしめの煮干し感で、醤油ダレも控えめで全体的に丸かった。個人的にはもっと煮干しが出ていて良いし、もっと塩度が高くても良いと感じた。また、これはコンセプトからずれるのかも知れないが、別の旨味要素が入って来るとより一層煮干しの味が引き立つのではないかしら。ちなみに動物系素材はゼロというわけではなく、醤油ダレにはチャーシューの煮汁が使われているし、表面に浮かんでいる香味油も鶏油がベースになっている。麺は早川製麺のストレート細麺150g。それがほんの軽く縮れている。かなりツルツルとした表面で粘性の低いスープを結構弾いてしまっていて、正直スープとの相性はあまり良いとは言えない。もっとウェーブがかかっていたり、表面にざらつきなどがあれば親和性が増すように感じた。バラロールのチャーシューは小振りながらも厚めで、味もしっかりと染みていて美味。これをつまみにビールを飲んでいるお客さんがいたが、さぞかし美味いであろう。

 次に「生姜醤油ラーメン」は、麺や具材などの基本的な構成は同じだがスープと油が違う。スープは半濁で表面には豚背脂が浮いている。スープベースは豚骨と鶏肉を使用しているとのことで、こちらは魚介系素材がゼロ。こちらの方が全体的に旨味が強くコクもあって、麺との絡みを含めても煮干し醤油よりも完成度は高かった。塩度などはやはり低めだったがこちらに関しては許容範囲かな。

 ご主人の深澤さんは脱サラして独学での開業とのこと。さぶちゃんなどの懐かしいラーメンが好きだとのことで、そのラーメンの作りからもそれは感じ取れる。真面目に丁寧に作っていて好印象。オープンして間もないことと600円という価格からすれば及第点なのではないだろうか。今後また時間を置いて再訪してみたいと思う。(Ricky) Check

2011.12.28