市政家【移転】


市政家

ジャンル
家系(六角家系)

基本メニュー
らーめん(600円)

場所
市川市市川南1-1-14

電話
047-322-4166

営業時間
11:30〜23:00

定休日

アクセス
JR総武線「市川」駅南口下車。ロータリー左「南口一番街」を直進。左側中華料理店隣り。


 昨年開店してすぐに訪れて以来、足が遠のいていた。というのも、若い店主が年老いた女性店員を大声で罵っている姿に嫌悪感を抱いたからである。その後もしばらく同じ様な印象を持った方が多かったのを覚えている。しかし最近はそういう噂も聞かないでいたので、一方的にHP上で文句の言いっぱなしはフェアではないなぁと思い、再度訪ねてみることにした。

 時間は深夜0時前、周辺の風俗の勧誘を避けながら(笑)お店へ。以前は店主と年輩の男性、年輩の女性という3人だったが、この日は店主の渡辺氏と若いお兄さん2人の計3人である。皆「一麺入魂」と揃いのTシャツを着ている。厨房から店主が「ご注文をどうぞ!」と声をかけてくる。以前のオペレーションではフロア担当が注文を聞いて回っていたが、この店の広さと作りからしておかしいなぁとは思っていたので、全然こちらの方がわかりやすいし間違いもないだろう。2回目なので「ラーメン油多め味濃いめ半熟煮玉子」そして「キャベチャ」を注文する。

 店主には以前感じたとげとげした感じは一切なく、むしろ誠心誠意ラーメンを黙々と作っている印象を受けた。若いお兄さん達も一人が麺方をやっていたが、湯切りを真剣な表情で行っていた。お客さんにも常連さんが多いらしく、近所のお店の話題などで店主と盛り上がっていた。まずキャベチャが出てきた。このキャベチャは六角家をルーツとする家系のお店の定番メニューで、そのままサラダのように食してもよし、ラーメンにトッピングとして加えてもよしという一品。つくづく生のキャベツって旨いなぁ、と感じさせる一品である。

 それを追うように出てきたラーメンは鶏油がかなり厚めに浮いた、正に油多め!という一杯。特製の麺にからみ大変美味。しかし私にはちょっと多すぎたかなぁ。かえしはそれほど濃く感じなかったので、この店での私のオーダーは「ラーメン味濃いめ」がベターであろう。家系はこのように何度か注文を変えてはじめて自分の好みの味が確定する。この店では多め濃いめ、あの店では少なめ濃いめ、といったように。あえて苦言を呈するならば、海苔の置き場所はやはり端がいいなぁ。真ん中はイヤだなぁ。

 店の雰囲気がどうしてもイヤで避けていたこの店だが、1年経ってそのイヤな要素はなくなった。これからも通い続ける店の一軒になったことは間違いない。個人的に末広家と並んで県内の家系を代表するお店と言えるだろう。(Ricky)

2001.2.18


 昨年来、千葉県に家系が進出し、どの店も盛況であるが、平成12年3月4日、「1234」と続くおめでたい日に今年初の家系の新規開店があった。店の名前は「市政家」(いちまさや)。東京に一番近い千葉県市川市に初の家系の店がオープンすることとなり、早速足を運んでみた。

 市川駅周辺は北口と南口で様相が全く異なる面白い地域である。「ひさご亭」などのある北口は、中規模店舗が建ち並ぶ地方都市の駅前の雰囲気なのだが、一方の南口は駅のすぐそばまで民家が押し寄せ、その間を縫うように商店街や歓楽街が並ぶ、さびれた温泉街の駅前といった感じだ。この「市政家」はさびれた温泉街(笑)の歓楽街の一角にあった。

 開店間もないということもあり、店の前には「六角家」「笑の家」などからの花輪が。そして店内はお昼時をすこし過ぎた時間帯だがほぼ満席状態であった。店内に入ると威勢のいい声で「いらっしゃいませ!」の声、気持ちが良い。すると厨房から「今から茹でるので、もしお決まりなら麺の量だけでも先に教えて下されば、一緒につくりますが?」という声が、ふむふむそれは待たずにすむのでありがたい。とりあえず「普通盛り」で頼んで席に着く。店は実に細長いカウンターのみ。カウンターの後ろには人が立てないくらいの狭さである。席数はおよそ15席ほどか。厨房には店主と思しき若者と、初老の男性、そして見習いのような若い男性の3名がいる。そしてその細いカウンター席の後ろをこれもやはり初老と思える女性がうろうろしている。この女性が注文を聞き先にこの女性に料金を支払うシステムのようだ。

 私は今一度「らーめん、味付半熟煮玉子、キャベチャ」を注文する。するとその女性がお金を受け取り、厨房に注文を復唱するのである。他にも注文した人がいるので3名分を厨房に伝えるのだが、家系に行かれた方はご存じの通り、家系のオーダーは「麺の硬さ」「鶏油の多さ」「味の濃さ」などを選べるため、人によって全く異なる。慣れていれば「ラーメン多め濃いめ海苔増し」「中盛り固め」などと伝えられるのだろうが、この女性は「ラーメン3つ」「味付玉子1つ」などとばらして伝えるのである。これ自体は慣れていないのだから、仕方のないことである。問題は店主と思しき青年の態度である。「あ?おめー何いってんだかわかんねーよ」「てめーの言い方じゃどのお客さんのラーメンに玉子なのかわかんねーだろ」と言って、そのおばさん店員を罵倒するのである。これはどうなのかなぁ、修行しようという若い店員を教育するならまだしも、何か勘違いしてるんじゃないかなぁ。

 そしてラーメン到着。麺は「酒井製麺」よりももちもちした食感の極太タイプ。茹で加減は申し分なし。スープは意外とあっさりめ、コクがすこし足りない気がした。表面を見ると鶏油はかなり浮いているのだが。しかし決してまずいわけではない。具はチャーシューの味付けが少しおとなしかったかな、という印象。また特筆すべきは味付半熟煮玉子、これは味付けもしっかりしていて美味であった。キャベチャは100円にしては十分な量で味も美味しかった。

 まぁ、開店したばっかりというのを差し引いて及第点。今後も定点観測が必要な店である。それにしても気になるのは店主の店員に対する態度。客が皆唖然としていたのは営業的にもマイナスだろう。だいいち美味しくラーメンが食せないのは本末転倒。再考を望みたい。(Ricky)

2000.3.6