らーめん超ひがし皐月


外観(10.8.19)

しょうゆらーめん(10.8.19)
のりしおらーめん(10.8.19)

しょうゆつけめん(10.8.19)
ひがしのちゃーはん(10.8.19)

基本メニュー しょうゆらーめん(600円)
所在地 松戸市新松戸3-136
電話 047-346-0150
営業時間 11:30〜15:00,18:00〜21:00
定休日
アクセス JR常磐線「新松戸」駅下車。ロータリー左手、みずほ銀行と三井住友銀行の間を直進。突き当たり丁字路を右折し、あめりかふう通りを直進。道沿い左側。


 今から3年前に惜しまれつつも閉店した名店「らーめんひがし」が、再び松戸の地に帰って来る事になった。馬橋を閉めて4年、ラーメン劇場を卒業して3年。ラーメンフリークの多くが愛し、そして地元の人たちが愛した店が隣町の新松戸に復活というのは実に感慨深いものがある。数年振りにお会いした東さんは、以前よりもパワフルになった印象。そしてお母さんの笑顔も変わらずで嬉しくなる。

 場所は新松戸のダイエー近く、ゆりの木通りからちょっと入ったところ。「麺道GENTEN」の並びと言えば分かりやすいだろうか。青い看板に「らーめん超ひがし皐月」の新しい店名が染め抜かれている。「超」とはいままでのひがしを超える、という思い。「皐月」とはサツキの花が好きだから、とのことだが、僕は東さんが無類の競馬好きだということも知っている(笑)。店はカウンターの他にテーブルや小上がりもあって、家族連れなども使いやすそうなレイアウト。

 当初は新しいメニューなども考えていたようだが、やはり今まで通りシンプルに、従来のひがしの味を出そうということで、懐かしいメニューがずらっと並んだ。基本の二枚看板はやはり「しょうゆらーめん」(600円)「のりしおらーめん」(700円)。他にも「みそらーめん」(700円)「つけめん」などが揃う。そしてひがしと言って忘れてはいけないのが「チャーハン」。今回は「ひがしのちゃーはん」と銘打って、なんと券売機ではラーメンよりも上に置かれている(笑)。単品だと大盛ちゃーはんスープ付きで600円(キムチチャーハンだと700円)だが、ラーメンとセットだと小さめのポーションなら300円、大盛でも500円で楽しめるのは嬉しい限り。もちろん餃子も健在だ。他には唐揚げもあったり、お酒好きな方にも喜ばれそう。

 3年数ヶ月振りに対面したひがしのラーメン。まったく変わる事のないビジュアル。またこのラーメンと向かい合うことが出来るとは。東さんがいつの日か再びお店を出す時のために、大切にとってあった丼が使われている。油のほとんどないすっきりとした澄明なスープに、今回は浅草開化楼の24番の細麺が泳ぐ。高橋製麺の素朴な味わいの麺も良かったが、今回の麺もしっかりと麺としての存在感が出ていて、ひがしのスープにも合っている。淀みの無いスープからふわっと立ち上がる魚介と鶏の味わい。そしてえぐさ手前ギリギリの独特な煮干しの風味。そう、これがひがしの味。昔と変わらぬ味にただただ感動。醤油の味わいもさることながら、スープの素性がよりクリアに感じられるのは塩。そしてチャーハンもかなり旨い。醤油の焦げた香ばしさと艶やかな表面。パラリというよりもしっとり。いわゆる教科書通りではない個性的なチャーハンだからこそ、このチャーハンが食べたくて馬橋まで足を運んだものだった。

 90年代からラーメンを食べている筋金入りのフリークは、ノスタルジックな思いも含めてこの店の復活を歓迎するだろうが、そういう思いをまったく持たない人に対しても、ただの新店として十分受け入れられるラーメンであり、チャーハンであると思う。個性豊かな実力店が並ぶ新松戸に新たな選択肢の登場。そして千葉ラーメン界の名店ここに復活!(Ricky)

2010.8.20