はらだ

外観(06.11.12)

タンタンメン(06.11.12)

ラーメン(06.11.12)

基本メニュー タンタンメン(550円)
所在地 勝浦市松野388
電話 0470-77-0347
営業時間 11:00〜 18:30※麺切れで終了
定休日 火(不定休あり)
アクセス JR外房線「勝浦」駅下車。国道128号から297号(大多喜街道)へ。297号を大多喜方面へ直進。松野交差点先、勝浦診療所看板を左折し三叉路を左へ。勝浦診療所手前。

 外房勝浦を中心にした狭いエリアで、ラー油の辛さを効かせた独特な「タンタンメン」が多く出されている。芝麻醤などを使った胡麻風味のスープではなく、醤油ベースのスープにラー油が浮いた独特なテイスト。元はこの勝浦にあった「江ざわ」(現在は鴨川市にある)で始まったとされるこのタンタンメンは、明らかにこの地域だけに根付いた独特なラーメン文化である。中でもこの「はらだ」は港町勝浦で古くから人気の店である。何を隠そう勝浦には親戚が住んでいることもあり、この店はもちろん勝浦診療所などにも何度か足を運んだことがある。しかしラーメン食べ歩きを始める前の話で、まさかわざわざこの店に食べに千葉から行くことになるとは思いもしなかった。そもそもこのタンタンメンが独特かどうか、というのは外部の人間が気づくことであり、地元の人間からすればタンタンメンといえばコレなわけである。立地としては大多喜街道から路地を入った先にあり、地元の人でなければまず入ろうとは思わない路地なので、普通に行ったら迷うだろう。駅方面からだと297号を走り松野交差点を越えたら少し注意していると左に折れる路地があるので、そこに勇気を持って入れば辿り着くはずだ。詳細は上記アクセスを参考にされたし。一度行けば迷うことは絶対にない。

 店は平屋のトタン屋根で、一昔前の何でも屋さんというか駄菓子屋さんというか、シャンプーもお菓子も売ってて、その端でおでんを売ってるぞ、みたいなお店。昔は田舎に必ずこういうお店があったものだ。よくよく考えれば今のコンビニのようなポジションの店なのだなぁ。向かって右側が「商店」(売店)部分。真ん中が厨房(台所)。左側が「食堂」(飲食スペース)部分である。この商店部分と食堂部分を常連さんやお店の人が出たり入ったり忙しい。常連がほとんどを占めるこの店だが、一見さんにももちろん優しい。しかし初めて来た人はまずこの店のスタイルにとまどうかも知れない。食堂スペースは家庭の食卓に置かれるダイニングテーブルが2卓。そこに折り畳みの椅子。自動販売機が店内に置かれ、店というよりも食事スペースといった感じだ。卓上には水のタンクが置かれている。あと台所脇に小上がり席が一つある。

 基本的なこの店での作法は主に以下の通りである。取り敢えず店内に入ったら厨房部分に声をかけ、オーダーを通す。席が空いていればそこに座る。出てくるのを待つ。これだけだ。しかし実際には忙しい場合はオーダーを自分で書いたり、ラーメンを自分で運んだり、あるいは水用のコップを洗い場から運んだり、ビールを用意したり、などという作業を常連さんがしていることが多い。それら全てを積極的に要求されるわけではないが、例えば普通のラーメン店のように座っていたら注文を取りにきて、水が出てきて、なんてのを期待してはいけない、ということだ。そういう意味では例えば「梅乃家」の方が遙かに店として普遍的なスタイルである。

 もちろんメニューはタンタンメンだけというわけではない。タンタンメンは暖簾にこそ掲げられているがメニューのうちの一つである。そもそもこの店はオープン当初はタンタンメンがメニューになかったはずだ。「ラーメン」(450円)「つけめん」(450円)「もやしそば」(500円)「タンメン」(550円)「みそラーメン」(550円)などの中に「タンタンメン」(550円)も鎮座する。そしてそのメニューのほとんどに50円増しのタンタンバージョンが存在する。たとえば「もやしタンタン」(550円)「タンメンタンタン」(600円)といった具合だ。カタカナばかりのメニューを眺めているとどこか呪文のようにも見えてくる(笑)「タンメンタンタンチャーシュー」(750円)みたいな(^^;

 陳建民氏が考案したいわゆる一般的な「担担麺」と、勝浦特有のタンタンメンは全く別の食べ物。カエシの強い房総の醤油ラーメンがベースになっているが、そこにたっぷりと真っ赤なラー油が浮いている。一般的な担担麺と異なり胡麻風味はゼロ。醤油とラー油の味だ。そこに小さく刻まれたタマネギと挽肉がたっぷり入っている。この色味とタマネギ感だけならミネストローネのようだ。このラー油スープは見た目随分辛そうに見えるが見た目よりも辛さは感じられず、タマネギの甘さが加わることでマイルドになっていると思う。ラー油は単体でなめるより何かと和えたりつけたりした方が辛さを感じるので、この場合も辛味をあまり感じずに済むのかも。ただ私自身辛いモノへの耐性が強いので、この感想は特異なのかも知れない(^^; 麺は地元勝浦の製麺所、竹屋製麺の細麺を使用している。茹で加減が柔いのは房総半島のスタンダード。この麺が挽肉やタマネギと絡んできて楽しい。辛いけど旨い、旨いけど辛いなんてのを繰り返し、気が付けばスルスルと完食してしまう勢いを持ったラーメンだ。ちなみに「ラーメン」はほっとする昔ながらの懐かしい醤油味。450円という価格も嬉しい。

 千葉が誇る第2のご当地ラーメンと呼べるこのラー油タンタンメン。「竹岡式」に倣い「勝浦式」タンタンメンと命名してもいいだろう。元祖は鴨川に移ってしまったが、今でも発祥の地で愛され続けている味だ。未食の方は一度食べることをお薦めする。他の「勝浦式」タンタンメンと食べ較べるのも楽しいだろう。(Ricky)

2006.11.12

 実際に行ってみて知ったんですが、この「はらだ」ってお店は、勝浦って言っても海岸線の辺りにあるんじゃなくて、山の中にあるんですね。具体的には国道297号線沿いの勝浦温泉とかの近くです。で、ここからは実際にこのお店に行って驚いたことを箇条書きにしてみましょう

 1:所在地が大変わかりにくいです。かなり郊外にあるのに 国道沿いにあるわけではなく、私はカーナビの指示に従って
お店の近くにまで行ったのに、お店を探して10分ぐらいは 彷徨いました。

 2:外観が大変ノスタルジックを感じるお店です。店内は建物の左半分が食堂で10人程が座れるテーブル、と真ん中にある厨房の後ろに4人ぐらい座れそうな小上がり席があります。そしてお店の右半分は雑貨屋というか、昔ながらの駄菓子屋。店内は完全にウォークスルー状態ですので、ラーメンを食べ終わったお客さんが駄菓子屋の方からアイスを持ってきて食べてます。

 3:厨房は食堂スペースと駄菓子屋スペースの真ん中に位置していますが、店主のおばちゃんが一人で調理しており、更に厨房は完全に家庭の台所!! ものすごく狭いです。 

 4:店内にトイレは無く、家の裏にあるんで使ってください。 と書いてあるんですが、これがほんとに家の裏にあります。何が凄いって、店の裏じゃなくて家の裏ってとこ。 つまり店の裏に家があって、その裏にトイレがあるんで、店を出て家の庭に出て、そこを横切って家の裏手に行くと簡易トイレがあるって感じなので、完全に人の家の庭を横断しなくてはいけないんで、何だか変な気分です。

 5:完全セルフサービスっていうか、店主のおばちゃんが調理で手一杯なんで、常連さん達の動きが凄いです。ここまで常連が動くお店を見たことがありません。 取り敢えず、誰も注文を取りにきません。常連は自分で調理場にある紙に注文を書いているようなんですが、一見の我々が戸惑っていると、常連さんが注文を取りに来てくれました。ああ、ちなみにそのとき調理場の横では常連さんが他のお客さんの会計をやってました。 更にコップがないな〜と思っていたら、他の常連さんが調理場からまとめてコップを出してきて水の無い人に配ってました。 更に常連は自分のラーメンが出来上がった頃になると呼ばれもしないのに調理場に行って、自分の分を取りに行ってました。ついでに他のお客さんの分も配膳してました。 ちなみに食べ終わった後も皆さん自分で片付けてます。

 で、上記に出てくる常連さんって全員別の人達。 昨今ラーメン屋さんで見てるとやたらとマナーの悪い客が多くて気分を害することが多い中で、ここまでマナーの いいお客さんの集まるお店ってのを初めてみました。まあ、ご主人の人柄の良さもあるんでしょうが、 地元密着型のお店っていいですね〜。また行きたいと思ったお店でした。 ああ、ただしこのお店って滅茶苦茶待ちます。なんせ回転が悪いんで。今日も1時間近く待ったんじゃない かな〜?

 で、肝心の味のほうなんですが、 注文したのは普通の「タンタンメン」と「つけめん」。タンタンメンは江ざわに比べると辛くないんですが、 ラー油の割合が多いのかな〜?やたらと喉につかえて むせます。これはつらい。でも味は玉ねぎの甘みが出ていて美味しいです。ただ、江ざわに比べると味は薄い感じかな〜?ただし味の好みは分かれるところだと思います。 どちらが美味しいってわけではないですね。自分はどちらも好き。つけ麺のほうは写真だけ撮って味見するの忘れました。っていうか、自分のものと格闘するのに必死で他人のものに目をやる余裕がなかった…。ただ、店内の常連さんはほとんどつけ麺を食べていたんで美味しいんじゃないかな〜?

 というわけで、房総の強烈なノスタルジックを感じる「はらだ」。お奨めです。(ふゆつき)

2006.10.15

 本日、初めて行って参りました。3時過ぎということもあり、おばちゃん独占。噂通り、すごく気さくなおばちゃんで「3玉くらい、ペロリよ」の言葉にのせられて、「つけめん3玉」「ラーメン」をいただきました。

 つけだれはタマネギの甘さがうまい具合にラー油の辛さをマイルドにしていて、不思議と「飲めて」しまいますね。ただし、野暮を承知で言わせてもらえば、あの麺は確かにスルスルとはいけますが、少し凡庸すぎて、もう少し引っかかりがあって、くせのある麺だと、更に面白いのではないかと感じました。(カツ/鰻)

2006.6.7

 今日、かねてから噂に聞いていた、勝浦にある「はらだ」の「タンタンメン」(550円)を食べてきました。これでもかというぐらい真っ赤なスープ(と言うかまんまラー油という感じです)梅乃家ばりにザク切りした玉葱、麺は細麺でした。

 味は予想を裏切らない激辛(笑)、初めは思わずむせ返ってしまいました。とにかく麺だけでも食べようと頑張っていると、辛さの奥に潜むうまさにだんだん気がつき、いつの間にかスープを飲み続けていました。食後2時間経ちましたが、未だに胃のあたりが火照っています。

 国際武道大から中日ドラゴンズに進んだ高橋光信選手もかつて通った店だそうです。場所は、国保勝浦診療所の目の前。タオル必携です。(一口で二度おいしい)

2006.4.1