拉麺店情報

麺飯酒家半歩【閉店】


麺飯酒家半歩【閉店】

ジャンル
醤油

基本メニュー
醤油らーめん(380円)

場所
千葉市中央区富士見2-21-12

電話
043-202-6535

営業時間
11:30〜14:30,18:00〜翌2:00

定休日
日・祝

アクセス
京成線「千葉中央」駅下車。ロータリー左をパルコ方面へ直進。最初の丁字路を左折、道沿い右側。北京亭向かい


 「むつみ屋」「ぶぅ」の後に出来た新店。店長もそのまま川崎氏が引き継いでいる店なので、リニューアルとも言える。しかし今回の店はハートランドとは無関係でまったくのオリジナル店である。コンセプトとしては、出来る限りいいものを安く提供する、ということらしい。確かにメニューは「素らーめん」(280円)「醤油らーめん」(380円)と安めの設定で、チャーシュー麺でも480円であるから、かなりの気合いが入った設定になっている。その他ネギ味噌チャーシュー御飯(230円)などの御飯ものや、酒の肴も数種類揃う。メニューで一番目を引いたのは焼酎メニュー。麦焼酎や芋焼酎、そば焼酎など6種類、日本酒も3種揃えてあった。

 お昼時をちょっと外したあたりに行ってみたが先客1名。とりあえず「醤油らーめん」を注文するが、なかなか出てこない。結局オーダーが入ってからラーメンが出てくるまでに18分かかったが、後から聞いてみたら茹で湯を換えていたのだとか。それはそれで構わないが、そのアナウンスは必要だろうなぁ。意味もなく待たされることを客は一番嫌うからなぁ。ましてや茹で湯が湧くのに時間がかかる、なんて普通の人は知らないし。空いているお店なのに、茹で湯の交換で待たせるということ自体がそもそもおかしい。いずれにしても、この回転でやっていけるのかなぁ。薄利多売だからこそ、回転を上げなければ利益は上がらないと思うのは素人考えなのかしら。

 で、出てきたラーメンは正直380円という価格を考えるのであれば及第点のラーメンといえる。具はチャーシュー、メンマ、ノリ、ネギ、ホウレンソウ、千切りのダイコンで。メンマもしっかり仕込んであるし、ホウレンソウも生を使っている。ダイコンは面白いアイディアだと思うが、スープを水っぽく感じさせてしまって個人的には? そのスープは背ガラと鶏ガラをベースに取っているというが、残念ながら動物系のうま味よりもタレが全面的に支配しているスープだった。しかしそれは380円という価格を考えれば十分うなずける。というかよく頑張っているスープだと思う。量も360ccというから、一般のラーメンと遜色ない。ネギ油の香りも適度でいい。

 問題は麺である。麺は西山製麺の多加水麺を使用しているのだが、個性が強すぎるのである。コツコツとした食感の麺は、確かに西山のそれなのだが、スープとの相性が悪い。いくら頑張ってもスープが麺に乗ってこないのだ。麺が自分を主張しすぎてしまって、せっかくの麺なのにラーメンとしてのパッケージで捉えると今二つくらいの印象になってしまう。つくづくラーメンはバランスなのだということを思い知らされる。御存知の通り西山の麺は単価も高く、この価格で西山麺を使っていることには敬意を表するが、なぜこの価格帯のラーメンなのに西山を使うのかが疑問。この麺に見合うだけのスープを作ろうと思えば、とうていその価格では厳しいだろうし。百歩譲ってこの麺を使うのならば、茹で加減はもっと柔目にすべきだろう。

 スープも悪くない、麺も悪くない。しかしラーメンとしてはうぅむ、というのが正直な感想。380円のパッケージなのだから、という逃げ口上はあるかも知れないが、低価格でいいものをというのであれば、麺を変えるだけで原価が普通に20円前後は浮く上に、味としてのバランスも取れるはず。どうにもポイントが絞りきれていない気がして仕方がない。素材の一つ一つが高品質なものが「いいもの」なのではなく、あくまでもパッケージとしてのラーメンが「いいもの」でなければ意味がないと思う。★★(Ricky)

2004.1.7