らーめんはじめ(閉店)

外観(02.1.19)

らーめん(02.4.27)

味玉らーめん(02.1.19)

つけ麺(02.4.27)

はじめつけ麺(03.2.25)

こだわりらーめん(04.12.23)

こだわりつけ麺(04.12.23)

CW限定 辛いつけ麺(05.7.8)

塩らーめん(06.1.28)

らーめんはじめ

ジャンル
醤油

基本メニュー
らー麺(650円)

場所
成田市飯田町161-11

電話
なし

営業時間
11:30〜15:00(平日)
11:30〜15:00,18:00〜21:00(土日祝)

定休日

アクセス
JR総武線「成田」駅西口下車。目抜き通りを直進、成田警察署交差点を左折、中央通りとの交差点(和食さと)を左折、道沿い左側。駐車場あり。

 昨年末に開業4周年を迎えたはじめが、それを記念して完成させた新メニュー「塩らーめん」(750円)をいただいてみた。これは塩チャーシューなどの仕込の都合上、1日15食の限定メニューなのだそうだ。

 麺は相変わらずもちもちしていて美味しい自家製麺。スープは白濁したはじめ自慢のスープ、なのだが、ゴマ油の風味がかなり支配してしまっている。これでも板橋さんは油を少な目にしているというのだが、塩ラーメンにゴマ油を使った瞬間にどうしてもありがちな、ステレオタイプな塩ラーメンになってしまう。一般客のために敢えてありがちな塩ラーメンを狙っているのであれば、年に数回しか足を運ばないラーメンフリークの戯れ言を聞くまでもないのだけれど、せっかくのはじめのスープの良さが消えてしまっているように感じた。塩分自体はさほど高くなく、非常にまろやかで優しい味わい。それだけにこのゴマ油が気になった。具はそのバラ肉を使った塩チャーシューに半熟味玉(半個)、ワカメ、海苔などである。この塩チャーシューはラーメンのスープによく合っていたと思うが、やはりそこでも気になるのはゴマ油の香り。それがなければもっと繊細な塩チャーシューの味わいや豚の脂身の旨さも分かりやすかったと思うのだが。(Ricky)

2006.1.28

 CW限定夏ラーメン「激辛つけ麺」の部。つけ麺の部の5店は、やはりつけ麺だけに自家製麺のお店で統一させて頂いたのだが、はじめは「辛いつけ麺〜オクラ入りですか?」(850円)というメニューを創作して下さった。雑誌の取材時にはつけダレにオクラやナスが入っていたが、現在は別皿で供されるようになっている。これはオペレーション的にそちらの方が温かく出せるからなのだとか。

 つけダレの辛さだが、トウバンジャンや唐辛子で辛さをつけてあるのだが、激辛というよりは辛口といったレベルで、辛いモノが苦手な人でも何とかクリア出来るレベルの辛さ。そしてこのつけダレの中には葫で炒めたたっぷりの挽肉が入っていて、これが油分や肉のうま味などを加えていて非常に美味しい。旨辛いといった表現がふさわしいつけダレ。もちろんモチモチした自家製麺との絡みも良い。ここに夏らしく夏野菜を添えてある。ナスやオクラをくぐらせて食べると、また格別の味わいになる。やっぱりナスって旨いなぁ。

 いわゆる限定らしい「華」といった部分はあまりないかも知れないが、逆にこれは夏野菜を他の野菜などに変更すれば、即通年レギュラー化出来る完成度を持っていると思う。ぜひ限定期間終了後も継続して提供して欲しいと思える一杯だ。(Ricky)

2005.7.8

はじめで今までとはまったく違う味わいのラーメンが登場した。「こだわりらーめん」(650円)「こだわりつけ麺」(720円)の2品。何が「こだわり」なのかと言うと、化学調味料を使わずに作ったということだとか。板橋氏自身は無化調論者ではないので、それ自体はウリにしたくないとのことだったが、なかなかハイレベルなスープに仕上がっていたので、無化調と言わなくても十分「こだわり」を感じさせる味になっていると思う。

 今回のスープは豚骨を使用せず、丸鶏と鶏ガラをベースにして、香味野菜、節系、昆布などでダシを加えている。表面は当初カメリアラードを使用したが、より一体感のあるバランスを求めて鶏油に変更した。これまでのラーメンは大勝軒を彷彿とさせるベクトルを持った、メリハリの効いた味わいだったが、今回のラーメンは滋味あふれる穏やかな味わいになっていてバランス、完成度も高く、個人的には今までのラーメンよりも好みだった。あっさりしているのだが、濃度もしっかりあって魚系がふわっと香る後味がいい。つけ麺の方もさっぱりした味わいで悪くない。ただつけダレの量が少な目に感じた。使い切るわけではないのだが、温度を維持するという意味でもある程度の量は必要かと思った。1日20杯の限定メニュー、一度試す価値がある一杯だと思う。(Ricky)

2004.12.23

 今年は千葉ウォーカーで夏のラーメン特集「夏の陣」が行われない。しかしたまたま京成電鉄の企画で夏にラーメンの冊子を作るということになったので、それならばその中でプチ夏の陣でもやろうかと企画したのが今回の「京成オリジナル夏ラーメン」である。京成本線、京成千葉線、新京成線、北総線と4つの路線から1軒ずつ、合計4軒に創作ラーメンをお願いした。ここ「はじめ」はその中で京成本線代表である。今回の夏ラーメンはCWの限定のように統一テーマはなく、自由な夏ラーメンを作っていただくことにした。結果冷やし中華タイプが2、つけ麺が2となり、つけ麺にしたのはやはり自家製麺の「はじめ」と「13湯麺」だった。

 「冷やしつけ麺」(800円)は、はじめ自慢の動物&魚介のスープに醤油ダレ、味噌、練り胡麻を加えた胡麻味。かき氷を入れるような涼しげな器につけダレが入ってくる。麺はもちろん自家製麺で270g(大盛りは+100円で360gになる)。麺の上には氷とクラッシュされたピーナツが乗っている。氷は麺を冷たくしておく意味もあるが、何しろ見た目に涼しげだ。ピーナツは口の中ではじけて新鮮な香ばしさがふわっと来る。温かいつけダレで食べるつけ麺ももちろん旨いが、ひんやりしたつけ麺もなかなかなもの、と思わせる一杯である。30日まで、1日15食限定メニュー。(Ricky)

2004.8.1

 昨年冬の陣で出した「味噌らーめん」と同じベクトルを持った「味噌つけ麺」がこの春からお目見えしている。写真ではうまく撮れなかったのだけれど、具と「特製辛味噌」が別皿で出てくる。具はチャーシュー、メンマ、ノリ、ワカメ。辛味噌はコチュジャンと豆板醤を合わせたオリジナル。相変わらず結構な辛さを演出してくれる。渋みを感じさせる味噌つけダレは、魚ダシがより強調された味わいになっていて、特に節系のうま味と渋みが味噌の味の間から顔を出しているのが印象的。少し煮詰め過ぎてしまった節系の味、と言えなくもないが、味噌とのバランスを考えるといい感じで出ていたと思う。またその性格はスープ割りをするとより明確になって、渋みも薄れて味が膨らんで実によかった。

 今迄と節の出方が違うなぁと思い尋ねたところ、やはりサバ節の他に宗田節を加えるようにしたのだという。ということは基本のラーメンの味も変わっているということですね。また来なきゃいけないな。(Ricky)

2004.4.22

 今回ムック発売と同時に新メニューを出して頂くことになり、店主板橋さんから「カレーでつけ麺をやりたい」という連絡が入った。私としてはいわゆる定番、レギュラーメニューを期待していたので正直とまどった。果たしてカレーつけ麺はレギュラーメニューとして成り立つのだろうか。というよりも看板メニューになるのだろうか、と。しかしお話をしていくうちに、板橋さんがマジだということが伝わってきた。以前からカレーは大好きで、いつかカレーを使ったメニューをやりたいと思っていたとのこと。しかもそのメニューには「はじめつけ麺」という名前をつけるのだということ。その後板橋さんは県内の有名カレー店を食べ歩き、味の研究を重ねた。その結果生まれたのが今回の「はじめつけ麺」(900円)である。

 当初はいつもの和ダシスープとカレーを合わせてみたそうだが、そうするとどうしても蕎麦屋のカレーのアレンジになってしまうと、板橋さんは一からカレーを作りしっかりとしたルーを別に作った。そしてそれを豚と鶏のスープで割るのである。いや、これは本格的な味わいで驚いた。麺との絡みも抜群でもちろん美味しいのだが、正直ご飯も欲しくなるような出来映えである。ルーの中には角切りの小さなチャーシューがゴロゴロ入っていて嬉しい。

 パセリやセロリといった香味野菜や、タイム、ローレルなどのハーブ類も加わった本格的なカレーは、コストも時間もかかっているだろう。しかし残念なのはその価格。900円という価格はその手間暇や素材を考えれば十分に分かるのだが、いかんせんビジュアルが寂しい。通常のつけ麺が670円という価格設定なだけに、バランスを損なっている感は否めない。ビジュアルをもう少しよくして価格相応に見せるか、もしくは価格を下げるか。せっかくの美味しいメニューなのに、割高感が先に立ってしまう。こうなるとワントライがなかなかし辛いメニューになってしまうだろう。

 なお、通常のつけ麺もいただいたのだが、スープのバランスを変えたようでより丸くマイルドな味わいになっている。麺の太さも若干細めになっている。(Ricky)

2003.2.25

 定点観測のこのお店、3ヶ月振りに行ってみた。店主の板橋さんにお話を聞いたところ、ネットを見て来てくれる方が多くなったと喜ばれていた。それでネット(このHPですね)を見て、スープと麺を改良していったのだとか。

 麺は以前よりも加水率も上がり食感も変わった。ある意味今までの麺が強烈な個性だったので、若干おとなしくなった感じはするが熟成された自家製麺はやはり旨い。敢えて言うなら茹で加減はもっと固くてもいいかも。そしてスープが今までのクリアな醤油から若干濁った感じにシフトされていた。以前よりもスープと麺のバランスがよくなって、女性などにはより食べやすくなったのではないか。

 そして25日よりつけ麺(650円)を始めたのだそうである。このつけ麺が秀逸の出来。ご主人もつけ麺の方が好きとおっしゃっていた(笑)麺は180gとちょっと少な目なのでもう少し多い方が嬉しいかも。しかしつけ汁がなかなかな出来で、もう気持ち深みが欲しい気もするが、程良い酸味と甘みがあって、麺の旨さを堪能出来るつけ汁である。あっという間に2杯平らげてしまった。

 ご主人は若い頃から東池袋大勝軒のファンで、大勝軒が出前をやっていた頃からのファン。ラーメン屋を始めるようになって、今回改良するにあたってダメもとで大勝軒店主山岸さんに相談されたのだとか。そうしたら「店においで」と言われて3月と4月に短期的に数日働かせて貰ったのだそうだ。最初の数日は働くのに必死でちっともスープなどを見ることが出来なかったそうで、後日山岸さんから「どう?」と聞かれ「いや何も見れませんでした」と言ったら笑いながら「もう1回見においでよ」と言われて勉強しに行ったのだとか。その後も電話などで指示を受けながら一応の完成をみたのだそうである。

 類い希なる店主の麺に対するこだわりと、山岸さんのエッセンスが加わった新しいラーメン。高速に乗ってでも食べるべき一杯である。(Ricky)

2002.4.27

 本日、くだんのお店に行って参りました。とてもきれいな、清潔感有る店内ですね。私が入ったのは1時45分頃でした。

 結論から言いますと、麺は最高です。私が千葉で食べている中でもかなりフェイバリット!幅2ミリくらいの平麺、多加水特有の半透明の茹で上がり噛み応えと、しこしこ感がちょうどよいと思いました。食べ終わったあとに舌にぴりぴり来ないのは無化調なんでしょう。今日みたいな昼下がりにちょっと小腹がすいた、なんて時にホッとする味です。さっぱり好みの女性には今のままでも受けそう(友ぞう@北柏のベクトル上か?)。

 しかし、スープははっきり言っておとなしすぎる。この麺ならもっとガツンとパンチのあるスープでよりおいしくなりそうだし、このままだとおなかが空いたときに無性に思い出すあの味って言うのにはほど遠い感じがします。

 ただ、かなり前に、ここの掲示板に「海外から帰ってきたときに成田で味わえるラーメン店は?」という質問になんの答えもできなかった者には大いなる福音であります。いずれにせよこれからの店でしょう。夏場に、キュンと酢の効いたつけ麺をこの麺でやったら最高じゃないかとかいろいろ期待させてくれます。(DAI)

2002.1.22

 会議室に推薦投稿があったものの、なかなか足を運べずにいたお店である。場所は車だと成田よりも富里インターに近い飯田町。地元の方ならば日赤病院の通りと言えば分かるだろう。その中央通り沿いにひっそりと佇んでいる店である。木のぬくもりを感じさせる看板に、店内も和の雰囲気を思わせる落ち着いた造り。入口に食券機が置かれている。L字カウンターのみ12席、ご主人と奥様の2人で切り盛りされている様子。

 メニューは至ってシンプル。「らー麺」(600円)に「味付玉子」(70円)をチョイスした。カウンターに腰掛けて厨房を眺めると和の丼が綺麗に積まれている。清潔感溢れる店内に、几帳面そうなそして人の好さそうなご主人。黙々とラーメン作りに取りかかる。途中スープのバランスなどを何度も舌で確認している。

 程なくしてラーメンが到着。深めの丼に入ったラーメンは澄んだ綺麗な醤油スープである。ほんのりと魚の風味が漂っている。レンゲを取りスープを口に入れるとインパクトはないものの、落ち着いたおとなしい味わいが口中に広がっていくのが分かる。鰹節や鯖節などの魚系の味わいが心地よい塩梅。多少深みに欠け、平坦な味わいがしないでもないが、後口もすっきりとして飲みやすいスープである。麺は中太のモチモチとした、というよりもどっしりとした食べ応えのある麺。麺の量も多く170g、2日間寝かせて熟成させたという自家製麺である。スープとの相性となると微妙だが、実に食べ応えのある面白い麺。食感としてはパスタに近い感触がある。そして具はしっかりと焼かれて味の付いたチャーシューに、メンマ、ネギ。特筆すべきは味付玉子で、味がしっかりと付いているのだが、スープの風味を損なわないいいバランス。半熟で黄身の色が濃い。

 ご主人の板橋さんは、若い頃ラーメン店で修業をしていたが、その後職を変えて衛生管理の仕事に就かれた。そこで色々な飲食店の衛生管理の指導などを行っていたが、昨年の年末にこの地に自らラーメン店を開業するに至った。そのような経緯からHACCP(食品衛生管理方式)の相談員としての資格もお持ちで、食材はもちろん厨房設備に至るまで衛生的なラーメンが出せるように神経を注いでいるのだとか。インパクトというか個性には乏しいが、素直ですっきりとしたラーメン。今後がとても楽しみな新店の登場である。久々に要定点観測店の仲間入り、かな。(Ricky)

2002.1.19