自然派レストラングレイトGR8


外観(10.2.18)

季節野菜のグリーンカレー(10.2.18)
季節野菜の和風カレー(10.2.18)

トムヤムクンラーメン(11.11.27)
ジンジャー醤油ラーメン(11.11.27)

所在地 市川市市川1-26-10
電話 047-702-8887
営業時間 11:30〜14:00,19:00〜24:00
11:30〜24:00(木金土日)
定休日 なし
アクセス 京成本線「市川真間」駅南口下車。線路沿いに踏切手前を左折。道沿い左側。

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 オープンして間もなく2年。オープン当初はカレーに麺かご飯を入れるスタイルのメニューが中心だったが、以前よりも麺類のメニューも増えてきた。もちろん身体に優しい自然食をコンセプトに据えることは変わらずに、その表現方法がさらに深く豊かになっていると感じる。

 今回いただいたのは2品。まずは「トムヤムクンラーメン」(950円)。本物のトムヤムクンのような魚醤の強い風味はなく、程よい酸味と香草の香りが爽やかですっきりと味わえるスープが良い。麺はもちろん自家製でしっかりとスープと絡んでくる。このメニューの楽しいところは玄米のミニライスがついてくるところ。まずはラーメンとして楽しんで、後からライスを投入すれば雑炊風にと二度楽しむことが出来るのだ。

 そしてもう一品が新作の「ジンジャー醤油ラーメン」(650円)。スープは動物系素材を一切使わずにオニオンをベースにしたもの。そこにキャベツやタマネギで作った香味油を浮かべ、醤油ダレには埼玉弓削多、京都澤井など数種類の醤油を使用している。たっぷりすり下ろされている生姜は、高知産の減農薬で特別栽培されたものだそうで、皮ごとすり下ろしてある。この生姜がとにかく美味しい。妙な辛味やきつさがなくて風味豊かで甘みすら感じられるのだ。スープに溶けていくごとにどんどん味わいが深くなっていく楽しさがある。麺は全粒粉を配合した国産小麦100%の自家製麺で、素朴な味わいが非常に良い。味はしっかりしているがしつこさはなく、それでいて満足感がある。バランス感覚がお見事という一杯になっていた。

 どのメニューを見ても素材の良さを最大限に活かそうという細やかな神経が行き届いている。そしてどのメニューも生命感にあふれている。今回のメニューも野菜の力をまざまざと見せつけられたものだった。大満足。(Ricky) Check

2011.11.27


 昨年12月にオープンした自然食レストラン。市川真間駅から国道14号方面に繋がる道沿いにある。手書きの文字に温かみを感じるが、その文字がなければ一瞬レストランとは分かりにくい外観。入口には「GR8」の文字。これで「GR EIGHT=GREAT」と読ませる遊び心。ネイティブの人たちはよくメールやtwitterなどでこの数字置き換えを使う。Go 2 bedとか、そういえばアブリルラヴィーンの「Sk8er boi」もそうだな。

 こちらは店名にもあるように自然食がコンセプト。使用されている食材や素材を眺めるに、厳密なオーガニックということではないようだが、可能な限り無農薬、低農薬のものを主体に構築されているよう。またベジタリアンやビーガン向けということでもなく、肉類も普通に使われている。店内はアースカラーの落ち着いた雰囲気で、お店のコンセプトと見事に合致している。テーブル席が主体だが、厨房に面してカウンター席も5席ほど。

 メニューはメインからサイド、デザートに至るまで幅広くあり、ランチでもティータイムでもディナーでもナイトカフェでも楽しめる、非常に使い勝手が良いお店という印象。その中でメインを張るのがカレーである。カレーは「季節野菜のグリーンカレー」(750円)と「季節野菜の和風カレー」(700円)があり、それぞれ玄米ご飯か玄米麺をチョイスすることが出来る。また替え玉、替え飯も用意されているので両方の味を楽しむことも可能だ。さらにここにトッピングとして「チキン」(250円)「チーズ」(150円)など素材に留意したものが8品ほど。他にカレーは辛味のない「お子様カレー」(500円)もある。今回はグリーンカレーを麺で、和風カレーを米で注文してみた。

 まずグリーンカレーの方だが、スープから立ち上がる香りがまずいい。しっかりとスパイスを挽いてブレンドしたのが分かる。そして粘度もそこそこありながら、グリーンカレーにありがちなココナッツミルクのクセも少なく、非常にマイルドで飲みやすい味わい。野菜の旨味とコクが感じられるスープにスパイスなどで色づけしたような印象だ。塩度は抑えめになっていて、最初物足りなさを覚えるかも知れないが、徐々に素材の味が顔を出しすぐにこの塩梅が正しいということが分かる。またスープの上から軽く振られたハーブも効果的。辛さよりも香りと素材のコクを感じさせようという姿勢が見て取れる。辛味は途中で卓上にあるインド産オーガニック唐辛子を入れると良いだろう。麺は香川産減農薬小麦に茨城産無農薬コシヒカリ玄米をブレンドした自家製麺。ざくっとした素材感が心地よく、粘度のあるスープとの絡みもすこぶる良い。そして具の野菜たちは野菜そのものの味が強いものばかり。季節に応じてその野菜が変わるのが楽しいし、そもそも通年で安定して入る食材など自然界には存在しないのだ。

 一方の和風カレーの方は、いわゆるおそば屋さんのカレーということではなく、すっきりとした透明なスープに和素材の旨味が活かされた味わい。そういう意味では間違いなく玄米との親和性は高い。グリーンカレーの方が香りを重視しているならば、こちらは敢えて言うなら旨味重視というところか。スープカレーともまた違った味わいで非常に楽しい。具としての存在感というか、野菜の味わいが活きるのはこちらかな。

 いわゆるラーメン店として紹介するのではなく、ガチガチのオーガニックやビーガン、マクロビではない敷居の低い「自然食レストラン」として受け止めるべきお店で、非常にレベルが高く完成度の高いお店だと思う。老若男女におすすめという言葉があるが、まさにその通りのお店といえよう。蛇足ながらご主人の河原氏は「博多一風堂」店主河原成美さんの甥にあたる方。20年近くにわたり一風堂で店の立ち上げや店長を歴任されてきた経験を持つ。僕の好きな「京都五行」の店長もやっていらっしゃったと記憶する。なので商品力はもちろん雰囲気作りや接客なども磨かれている。こういう当たり前のことを当たり前にやっているお店というのは、ありそうでなかなかないものだ。万人に広く強くオススメしたいお店の登場だ。(Ricky)

2010.2.18