一条流がんこ十一代目

外観(04.3.23)

中間(00.9.26)
塩ラーメン(03.2.28)

アッサリ+味玉(00.12.2)
コッテリ+味玉(02.7.21)

スペシャル(04.3.23)
CW限定 真剣11代とりそ場(05.1.18)

CW限定 真剣11代しおそ場(05.4.12)
CW限定 カレーライス麺I・J・B(06.6.20)

味噌らーめん(07.4.25)
CW限定 房総煮干し塩つけ麺(07.4.1)

基本メニュー 中間(700円)
所在地 市川市行徳駅前2-21-22-1007
電話 なし
営業時間 18:30〜翌1:00
定休日 日・月
アクセス 東京メトロ東西線「行徳」駅下車。県道6号へ。県道を左折、県道沿い左側。

  昨年より登場している限定のつけ麺が人気なのだという。麺は麺屋青山製の麺を使用していて、季節ごとに色々なつけダレにして期間限定で提供をしている。いい意味でがんこという殻を破って、独自のメニューを提供しているこの店だが、何を作っても非常に美味しくケチのつけようがない。それは塩や味噌の時にも感じたことだが、やはり店主さんのバランス感覚が非凡なのだと思う。そんながんこでこの春登場の限定つけ麺が「塩煮干しつけ麺」(780円)である。なお、このつけ麺は千葉ウォーカーの限定ラーメン企画にも参加しており、その場合は「房総煮干し塩つけ麺」(780円)というメニューで菜の花がついてくる。

 麺屋青山製のもちもちした平打ち極太多加水麺。どことなくうどん的な、言わば大勝軒的な要素も持つ麺がまず美味い。しかしつけ麺として成立させているのはつけダレ。名前の通り煮干しを効かせたつけダレは適度に油分があって麺とよく絡んでくる。そしてコリアンダーやブラックペッパー、ニンニクなど10種類の素材で作った豚挽肉味噌を途中で崩していくことで味の変化が楽しめる仕掛け。煮干しは少々粗挽きの煮干し粉末を使っていて麺とも絡んできていい風味になっている。また一瞬変化球と思われがちのクルトンの浮き身が効果的で、クリスピーな食感が非常に良い。チャーシューもごろっと入っていて大満足。インパクトだとか飛び抜けた存在感があるわけではないのだが、平均以上の高い位置にどのメニューもあるというのがこの店の良さであり凄さだ。

 ちなみに菜の花入りは14日(火)までの提供だが、菜の花無しは当分継続されるそうなので煮干し好き、つけ麺好きの方はぜひ行ってみて欲しい。(Ricky)

2009.4.1

  味噌ラーメン嫌いの店主だったはずなのだが、やはりお客さんからの要望が多いのだそうで、「味噌ラーメン」(750円)をメニューに登場させた。過去に千葉ウォーカー限定で味噌を作ってもらった時は、非常にレベルの高い味噌ラーメンに感動したものだが、果たして味噌ラーメン嫌いの店主が作るレギュラーとしての味噌ラーメンはいかに。

 麺は通常の麺よりも太い麺を使っているようで、なかなかスープとの絡みもよい。しかしまだ麺では悩んでいる様子。具は通常メニューと同じだが、コーンが乗っているあたりが味噌を意識したのかな(笑)。しかしコーンは味噌ラーメンには合うもんねぇ。スープは最初味噌が弱めに出ていて物足りないのか?と思ったが、すぐに飲み進めていくうちに味噌の味わいとベースの味わいがしっかりと出て来てグイグイと飲ませてくれる。若干辛めになっているのも食欲をそそる要因かも知れない。ベースは通常と同じベースのモノを使用しているようだが、辛めの味噌ダレがうまく調和している。ここらへんのバランスはさすがだと思う。辛すぎず甘すぎず、味噌が出過ぎず物足りなさもなく。気がつけば完食だもの。

 ちなみに基本では背脂が入らないが、好みで入れることも出来るとのこと。背脂入りも非常によろしい。2度目は背脂入りで食べてみてはどうだろう。(Ricky)

2007.4.25

  CW限定ラーメン夏の陣。もうCW限定では常連中の常連でもあるこの店。昨年の塩そばも大変美味だったが、今回のテーマ「夏野菜カレーラーメン」も秀逸な出来映えになっていた。それが「カレーライス麺I・J・B」(700円)である。ちなみに「I・J・B」とはインド(I)人(J)もビックリ(B)の意味だとか(爆)。なんだよ人(J)って(笑)

 今回のテーマから店主の三田氏がイメージしたのはズバリ「カレーライス」。具にジャガイモ、タマネギといったカレーには定番の野菜を乗せ、ライスは米粉を入れたライス麺で表現した。野菜はその他にモヤシや枝豆を使っているが、すべて千葉県産の野菜を使用している。スープベースは豚骨と鶏ガラにモミジを加えた特製スープ。通常のスープではカレーに負けてしまうので濃度を上げたのだそう。そこに特製のカレーペーストを溶かしてカレースープが出来上がる。特製のカレーペーストは挽肉とニンニクを炒め西京味噌を加えて、さらにタマネギのペーストを加え、ガラムマサラやチリペッパ=、S&Bのカレー粉で風味をつけた本格派。若干味噌の味が立ち気味ではあったが、スパイシーな香りは食欲をそそり、カレー専門店の味というよりも家庭的なカレーの味わいを感じさせる、ほっとする味わいだ。麺はカネジン製のライス手揉み中太麺で、意図的に固めに茹で上げている。この固めの麺の食感と風味がスープに実にマッチしていて良い。

 実は試作段階ではスープに米を入れていたのだが、正直甘さが出過ぎてしまって味がぼやけてしまっていた。そこで最終的に米を抜いたのだがそれが大正解。キリッとしまったスープは程良い辛さでぐいぐいと飲ませてくれる。しかしやはり口直しに福神漬を添えておきたかったなぁ(笑)7月2日(日)まで、1日20食の限定メニューだ。(Ricky)

2006.6.20

  CW限定ラーメン春味、桜ラーメンの部で登場願ったのがこのお店。過去2回の桜ラーメンに参加していただいて今回が3度目となる。「真剣11代しおそ場〜あとのせサクサクじゃ」(700円)は、冬の特集で作った「真剣11代とりそ場」の春バージョン。ネギと鶏肉だけでシンプルに食べさせた前作と違って、今回はチャーシュー、春キャベツ、桜エビを使った揚げ玉、海苔と一通りの具材が乗っている。茜鶏がベースとなっているスープは、前作よりも油分が強くなっていて若干しつこく感じ、繊細さという部分では前作の方が勝っていたように感じる。ただその分固めに茹でられた平打ち麺との相性はよい。前作と同様にいわゆる限定ラーメンによくある「お祭り的」な賑やかさはないが、その分普通にこういうラーメンがメインのお店があってもおかしくないと感じさせるラーメンではあった。春キャベツとスープを合わせて食べると非常に美味。(Ricky)

2005.4.12

 今日から始まった行徳がんこのCW企画の限定ラーメン、早速いただいてきました。

 その名も「真剣11代とりそ場」。三田さんらしい遊びが入ったネーミングですが、わかる人にしかわからない。かく言う僕も説明されなければ分かりませんでしたが、とにかく要は「鶏そば」です。更にこのメニューにはサブタイトルまでついているのですが、それは………僕には書けません!お店に行って張り紙をご確認くださいm(_ _)m

 さて、肝心のラーメンですが、ひとくちスープを飲んだ僕は思わず「うんめぇ〜!」と叫んでしまいました。僅かに濁ったスープはネーミングのとおり鶏の旨み全開。上品なんだけど攻撃的な旨みが襲ってくる、まさに気品と獰猛さを兼ね備えたスープに脱帽。麺は平打ちの太麺で、もちもちしていてこちらも◎。トッピングの焼き鳥も、鶏好きな僕には嬉しい具材で、鶏ベースのスープにベストマッチ。後半戦にトッピングの揚げねぎをスープに溶くと、香ばしさが加わって更に芳醇に。とにかく最初から最後まで、「うまい」を連発しながらいただきました。僕自身がこういうラーメンが好きというのはあるのですが、この味にハマるひとは多いんじゃないかなあ。

 一日限定20杯、1月29日までの限定メニューです。三田さんのセンスの良さが垣間見える一杯を、是非一度お試しあれ。(やま その2)

2005.1.18

 過日、清丸@中野木に行った時、次は行徳の「がんこ」に是非行きたいと思いながらも、なかなか行けず、本日やっと行くことができた。カウンターのみのお店にはたまたまと思うが他のお客はいず、客は自分一人。こってり・味付け玉子を注文した。

 「こってり」は背脂がたくさん浮いていた。「中間」は背脂が少し浮いていて、「あっさり」は背脂は無しとのこと。スープは清丸よりも醤油味が薄く感じられ、逆にしょっぱさは増している。しかし、少ししょっぱいという程度で、しょっぱいのが苦手だと言う人も十分美味しく食べられる程度だと思う。ご主人に「このお店は他のがんこよりもしょっぱさは抑えているのですか」と聞いたところ、「最近は他のがんこもしょっぱさは抑え目にしている」とのこと。

 麺は細麺で茹で加減も丁度よく、湯切りはかなり丁寧にというかしつこい手前くらいしっかりやられていた。チャーシュウは大きなバラ肉ロールチャーシュウが2枚。麺をすくうときに崩れたりせず、塩味のしっかりとした食感。メンマは薄味だが、このスープにはメンマの味の濃さは控えめの方がよいのかもしれない。味付け玉子は秀逸。黄身のまったりとした甘さは何ともいえないほどのもの。

 牛骨がトレードマークのようなのでビーフからもスープをとっているのかとご主人に聞いたところ、狂牛病騒ぎ以来、一切牛は使っていないとのこと。今後も使う考えは無いようだ。しかし、米国からの牛肉輸入再開は切望されている。というのも北米からの牛肉輸入禁止に伴って豚の値段が高くなって困っているらしい。

 店の玄関にはラーメンとか「がんこ」とかの表示は見当たらず、牛骨の模型と牛骨の電光看板のみ。店の中の奥に、「ラーメン がんこ 十一代目」と書かれた幕が張られている。もっとも、外からカウンターが見え、ここはラーメン屋らしいとわかるし、何よりも中に入りやすい雰囲気を出している。店の外観色も黒を基調としていてなかなか渋くて良い。ご主人も、非常に感じがよい方であった。(ちゃんちゃこ)

2004.10.27

 千葉ウォーカー限定ラーメン「秋味ラーメン」の一杯、「フツーの秋味噌俺流」である。ここのところこの店の限定メニューには「フツーの」という形容がつくが、これは春の陣で「普通のラーメン屋さんに戻ります」宣言をしたからついているのですね。メニュー名にフツーとつければいいってもんじゃないだろうに(笑)

 今回がんこが挑戦したのは「味噌ラーメン」。店主三田氏は味噌ラーメンが苦手(食べるのが)だそうで、そんな自分でも食べたくなる味噌ラーメンにしたかったとか。氏が味噌ラーメンを避ける理由は、こってり濃厚で食べていてしつこくなってしまうからだとか。ということはこのラーメンのコンセプトはその逆であるわけだ。あっさりしている味噌というと一昔前の味噌ラーメンを連想するだろうが、三田氏の作った味噌ラーメンはしっかりと濃度もありながら、それでいてしつこさを感じさせない出来映えだった。

 味の決め手となる味噌ダレは西京味噌、ピーナツバター、ピーナツを使用。そこに通常の醤油ダレも加えてキレを出すようにした。サラサラではないが、決してドロドロでもなく、適度な濃度を持っている。レンゲですくうとまずベースの動物と魚の香りがふわっと来る。最初の一口は一瞬味噌ラーメンとは思わないかも知れない。しかし飲み進めるとどんどん味噌の味が口の中に広がっていく。具はチャーシュー、キノコ、メンマ、海苔。誌面では刻みネギを乗せていたが、販売ではネギの代わりに海苔を置くことにしたのだとか。しかし実はこのネギがポイントで、食べていくうちに別の要素というか違う味わいが欲しくなることに気が付いた。つまり口直し要素が実はネギだったのだ。そこでお願いして口の中が飽きてきた頃に刻みネギを入れて食べてみると、やはりネギの香りと苦みでリセットすることが出来た。おそらく明日以降の営業ではネギも乗って出てくるはずである。また麺は太麺でかつ食感もどっしりしたタイプで、ボリュームも200g以上ある。当初はライス麺を使用する予定だったが、よりインパクトを求めてこの麺に変更。カネジンの麺でこのインパクトある麺。。。ラーメンの食べ歩きを頻繁にされている方ならば、似た麺を知っているはずだ。

 相変わらず高いレベルのラーメンを創作する三田氏。しかしラーメン名や雑誌に登場する格好で大分損をしていると思い、大きなお世話かも知れないが私の独断で「十一条安男」の名前と仮装を封印した。ふと厨房の三田氏をみると、嬉しそうに鼻の穴に落花生を詰めて「く、苦しい」と言っている。やっぱり大きなお世話だったのかも知れないなぁ。(Ricky)

2004.9.14

 思い起こせば今から2年前の「春の陣」で、この店は笑撃的(字は間違ってません)な登場をして以来、千葉ラーメンの限定メニューには欠かせない店となっていた。そして今回の「春の陣」で「卒業」するのだそうである。春=卒業という関連かと思うが、今回の桜ラーメンは「卒業製作」というタイトル。

 麺は米の粉を混ぜたライス麺。独特のプツンとした食感としっかりした歯応えが共存する面白い麺は健在だ。スープはモミジ、鶏胴ガラ、ゲンコツを使って白濁にしてある。この組み合わせは昨年末の大晦日イベント「白の鶏そば」と基本的には同じであるが、三田氏なりに大晦日のラーメンに対しての新たな解釈を試みた、といった感がある。全体的に丸く落ち着いてまとまったスープは、さほど塩分も高くなく鶏のうま味がふわっと感じられる。そのスープに甘さを加えているのが背脂だが、ビーツで色をつけて桜の花吹雪を表現しているのだそうだ。具は岩海苔、万能ネギ、牛のアキレス、そして海苔で顔を書いた玉子「がんちゃん」である。牛のアキレスは当初牛スジ肉を使用するつもりだったが、食感などからアキレスの部分に変更したのだそう。そして「がんちゃん」はもちろん某店の「ふ〜ちゃん」に刺激を受けてのこと(笑)。

 どうしても三田氏のキャラクタというか、雑誌での写真などのイメージで、この店の限定は「色物」っぽく見えてしまいがちだが、ラーメンを「知っている」人が作る一杯だなといつも感心させられる。今回もおまけ要素的な玉子を除いてはバランスの取れたラーメンに仕上がっているのはさすがである。(Ricky)

2004.3.23

 がんこ十一代目は。今年に入って格段にスープのレベルが上がったと思う。そういう意味でも今回の「11湯麺」は非常に楽しみであった。何しろ「13湯麺」の向こうを張って、「麺とスープ」で勝負しようというのだから。しかも無化調である。

 麺はカネジン食品の細麺で、赤と緑のクリスマスカラーに染められている。具は☆形のハンペンのみ。スープは見るからにうま味が凝縮されているような、鈍い光を放っており、レンゲで一口飲みはじめたらもう止まらない。麺の存在を忘れてしまいそうな一杯だった。途中遊びで「白い粉」を足して貰ったが、遥かに粉なしの方がうま味がストレートに感じられてよかった。

 惜しむところは麺とスープの量のバランス。どうしても湯麺の先入観があるからか、麺が多いように思った。理想はもう少し麺を少なくするか、スープを多くするかして、なんとか泳がせて食べさせて欲しい。(Ricky)

2003.12.12

 新メニューはシンプルに「塩」である。塩の場合は背脂が浮かないので、当然あっさり、こってりなどのオプションがない。ただし乗せ物は醤油同様に選ぶことが可能である。スープはこれこそ正に黄金色といった黄色がかった透明なスープで、見るからに美味しそう。この店は醤油といっても薄い色合いのすっきりタイプなので、塩との差別化はどうするのかと思っていたが、これならはっきりと違いが分かる。スープはほのかに甘さを感じさせて、一瞬ここががんこだということを忘れさせる。非常に柔らかい食感の優しい味わいだ。ひそかに魚醤を隠し味に使っているようで、味に深みを感じさせるのはそこかもしれない。店主三田さん曰く、ベースのスープは醤油に合わせて取っているので、塩用に取ればもっと完成度が上がるとのこと。いずれにしても新レギュラーメニューにふさわしい一杯が出来上がった。ただこの店は他のがんこに比べても塩分控えめなので、敢えて塩ラーメンに関してはしょっぱい味わいにしてもアリだったのではないか、と個人的には感じている。(Ricky)

2003.2.28

 今回の冬の陣、その名も「紅白みそ合戦」だそうである。もちろん「紅白歌合戦」にかけてある駄洒落なのだが、相変わらずその味は非常に美味しかった。一言で言えばジャージャー麺のようなもので、スープはなく、麺の上には肉味噌が乗っている。豆板醤など4種のジャンを使った「ジャジャジャジャーン」(核爆)肉味噌が乗っている。そして肉味噌の中には、ナッツとひき肉、黒蜜が入ってNHK(爆)。そういうところに命を懸けているんだなぁ。

 太めの麺をオリーブオイルで絡めて、振りかけられたハーブの香りも重なってちょっとイタリアン風のテイスト。生のさらしタマネギが乗っていて、これと味噌と麺を絡めると実に旨い。具はチャーシューと海苔で、チャーシューを崩して混ぜるとまた旨い。ビジュアルから見るともっと下品な味わいを想像したが、非常に上品にまとまっている一杯だった。(Ricky)

2002.12.12

 春に続いて夏もこのお店にお願いをした。今回は「量つけめん『ナッツだぜ!』」と、相変わらずの駄洒落ネタで攻めてきたが、なかなかどうして美味しいのでびっくりした。

 つけダレはかなり甘めで、ピリ辛の味わい。かなり濃い味わいなのだが、麺とよく合って進む進む。魚介ダシが前面に出つつも、甘さが押さえ込んでいるという雰囲気。中にはチャーシューとなるとが入っている。麺は400グラムとボリューム十分だが、どんどんと箸が進んでいく。麺を半分に切ってサーブするのは、食べやすさを考慮してのことだろう。実に食べやすかった。

 終わった後はスープ割りも楽しむことが出来る。これで500円。安すぎる。(Ricky)

2002.7.21

 某所忘年会でがんこ家元の一条安雪氏とお話していた時に「行徳よろしく頼むよ」と言われて、「久々に行ってみるかなぁ」と思い、このお店が好きでよく行かれるというマルバ小松氏と連れだって2ヶ月振りくらいに行ってみた。

 深夜だというのに店の前には行列。しばらく経って店内へ。ご主人に御挨拶をして注文をする。前回は「中間」だったが、今回は小松氏の薦める「あっさり」に玉子を。ご主人はこのページを見て下さっているようで、「胡椒のガムテープは白胡椒黒胡椒の目印なんです」確かに黒いガムテープと白いガムテープのモノがある。

 出てきたラーメンは澄んだ醤油スープ。前回の背脂の浮いたスープよりもよりダシの味わいが前面に出て、私はこちらの方が好みだなぁ。またこの日は麺もしっかりと湯切りがされておりとても美味しく味わえた。このお店のスープは他のがんこよりも塩分控えめで味わいがマイルド。他のがんこが苦手な人にお薦め。また他のがんこで食べ慣れている人は味を濃いめで注文しよう。(Ricky)

2000.12.2

 一条安雪氏から始まる「一条流がんこ」、千葉県内には松戸市の十三代目とここ行徳の十一代目の2軒のがんこがある。ここの店主は総本家が新宿内藤町にあった頃の唯一のお弟子さんだった人である。

 外観は他のがんこ同様に黒塗りで看板はなし、と思ったら電飾の看板が煌々とついている。しかしそこに描かれているのは骨だけ(笑)。もちろんトレードマークの牛骨もぶら下がっている。骨がぶら下がっていれば営業中だ。黒塗りの引き戸には小窓が開いており、店内の様子を垣間見ることが出来るので安心である。さっそく店内へ。

 店内は縦長で狭くL字カウンターが厨房を囲む。壁には近隣のがんこの所在地が記された手書きのがんこマップが貼られている。カウンターには焼酎のペットボトルに入った氷水に、メーカー名をガムテープで隠された胡椒(GABANですけど)が置かれている。胡椒は黒胡椒と白胡椒の両方が置かれていてユニーク。またテーブルの、というより頭上にはティッシュペーパーの箱が並べられている。これって気づかない人は気づかないだろうなぁ。メニューは醤油一本で勝負。背脂の量で「あっさり」「こってり」「中間」が選べる。ここは間を取って中間に味付玉子を注文する。

 麺は細めの玉子縮れ麺。茹で加減味わい共に申し分なしだが、敢えて言うなら湯切りが甘くスープを薄めている印象が否めない。気のせいなのかもしれないが、目の前で湯切りをするレイアウトになっているので、イヤでも湯切りが目に入る。スープは多少化調が感じられる醤油スープだが、いわゆる化調の尖った感じがせずに、これはこれで及第点。具はバラ肉ロールチャーシュー2枚(私は重なっていたので3枚♪)に海苔、メンマ、ネギという構成。具については特筆すべき点はないが、半熟の味付玉子は中まで味がしっかりと染みていて、とろっとしていて美味。しかしこのあっさりスープに合うかどうかは個人の好みによるところが大きそうだ。

 平日の深夜に訪れたが、店内は満席。私が出たときには6名程の行列が出来ていた。数あるがんこの中でも実に上品でおとなしい性格のラーメン。食べ較べてみて欲しい。(Ricky)

2000.9.26