よこはまラーメン大黒屋(閉店)

外観(00.5.19)

ラーメン+煮玉子(00.5.19)

基本メニュー ラーメン(550円)
所在地 流山市南流山5-14-6
電話 04-7158-4486
営業時間 11:00〜翌1:00
11:00〜23:00(日祝)
定休日 なし
アクセス JR武蔵野線「南流山」駅下車。県道57号線を三郷方面へ。県道5号線との交差店(流山8)手前。道沿い左側。

 私は家系フリークなのである。よって千葉県に新店が出来るという情報を聞いては、行かないわけにはいかないのである。というわけでちょっと遅くなったが先月21日に開店した「大黒屋」を確かめに流山まで。大黒家という屋号を聞けば、誰もが東陽町などにある壱六家系の店を想像すると思うが、この店は家系の大黒家とは関係ないということと、ここは「ラーメンショップ南流山店」が看板を変えた(経営母体は変わらず)という事前情報を仕入れていた。店の外観的にはどうもしっくりこない。「なんちゃって家系なんじゃないの?」と思いながらも侵入。

 店内はカウンターのみ。Lの字のカウンターが仕事のしやすそうな大きな厨房を囲む。あれぇ、家系のわりには暇そうだなぁ。これは客がいないから暇そうという意味ではない。家系の厨房は常に動いているのが普通なのである。数時間ごとに取り替えるスープの管理など、仕事はたくさんあるはずだ。なのに暇そうなのである。やばいかなぁ、と思いつつもとりあえず「ラーメン」に「煮玉子」をトッピング。待つ間テーブルの上の能書きを読む。「吉村家に始まる…」それは家系の説明であって、この店の説明ではない。これ読んだら普通の人は「ほうほう、有名な店の系統なのか」と思うだろうなぁ。

 出てきたラーメンは見た感じは一瞬家系。しかしよく見ると似て非なるものである。見た瞬間あちゃーである。鶏油が浮くのが家系の基本スタイルだが、どうもまばらにしか浮いておらず、見た色合いも普通の豚骨白濁スープと変わらない。ダシは豚骨と鶏ガラベースの味わい、しかし鶏油のコクとスープのコクが出きっておらず、いわゆる家系独特の旨味がまるでなし。湯切りの甘さによってそのコクのなさは一層薄まっている。しかしいわゆる豚骨醤油のスープとしては味は決してまずくはない。しかし最も問題なのはスープの温度である。家系かそうでないかに関わらずこのぬるさは勘弁して欲しい。またレンゲのみならず丼がメラミン製というのも残念。これでますます温度がぬるくなっていく。

 麺は中太ストレート麺で、よこはま家から仕入れている様子。麺は歯ごたえもありそこそこだが、湯切りが非常に甘く、ぬめっとした食感。具は薄いチャーシューにホウレンソウ、海苔3枚と、これは家系スタイルを踏襲。チャーシューは注文の度に機械で切っており、柔らかい食感が楽しめたが、海苔は程度の低いものなのかすぐスープに溶けてしまう。スープに溶けない海苔を調達しなければ家系の海苔はつとまらない。

 誤解のないように書くが、決して不味いラーメンではない。しかしこの程度で家系を名乗られては片腹痛い。この店が家系と謳っていなければ、店内に家系の能書きをたらたらと書いていなければ、もう少し攻撃の手はゆるめたものを。店では看板屋のせいにしているらしいが、そもそも大黒「屋」ってなんだよ。家系じゃないのか?家系じゃないのか、やっぱ。(Ricky)

2000.5.19