重厚煮干中華そば大ふく屋・野郎ラーメン


野郎ラーメン 外観(10.5.15)
大ふく屋 外観(10.5.15)

野郎ラーメン(10.5.15)
重厚中華そば(10.5.15)

重厚つけそば(10.7.21)

基本メニュー 重厚中華そば(730円)
所在地 千葉市美浜区ひび野2-4プレナ幕張1F
電話 043-275-8800
営業時間 11:00〜23:00(22:30LO)
定休日 なし
アクセス JR京葉線「海浜幕張」駅南口下車。ロータリー目の前。プレナ幕張1F。


 海浜幕張駅前「プレナ幕張」1Fに最近できたお店。屋号が「野郎ラーメン」なのか「大ふく屋」なのか、店は一つなのに入口が二つ、のれんに書いてある屋号も二つ、よく判らないが系列としてはあの「せたが屋」グループのようだ。

 店前の券売機で「重厚つけそば」(780円)を購入、麺量は並200gと中300gどちらかを無料で選べるシステム。迷わず中盛を選択。他には野郎ラーメン、肉野郎ラーメン、メガ豚野郎などと、若干二郎インスパイア系を感じさせるメニューが並んでいる。よく見ると店内に空席が多々あるのに、自分らより前に来た客が未だ誘導さ れていない。何故か空席有の店外で行列の状態となり、ホールオペレーションの未熟さを感じた。そして、当該店は厨房が全く見えない作りになっており、少人数の女性ホールスタッフだけが店内を動いている。テナントの作りじゃ仕方ないけど、雰囲気は出ないなぁ…。

 つけ麺のつけダレは、概ね最近よく見るタイプの豚骨魚介ベース、そして麺は浅草開花楼っぽい低加水の太麺、つけダレの中には極太メンマと肉厚チャーシュー。二郎のような大きなチャーシューと、極太メンマが見た目にインパクト大。つけダレは粘度が低くて動物系の濃度も高くない、なのに魚粉がそれなりに主張しているので、若干バランスが取れていない気がする。塩分濃度も低くて、少しパンチに欠けるような。ただ、連れの友人に聞いたところ、前回来た時はもっと濃度が高くて美味かったのだそう。オープン間もなくて調整中なのか、それとも客層に合わせてシフトしたのか。

 麺は文句なしに良かった。茹で加減も調度良く、コシも強くて美味しい。有り余る存在感の極太メンマと肉厚チャーシュー、そしてこの麺なら、やはりつけダレがもっと強くないと負けてしまっている気がする。もったいない。さすがはせたが屋グループだけに基礎がある分、今後の味の安定・発展に期待、次は汁そば系か油そばでも食べてみようかな。(ヨースケベ)

2010.7.21


 海浜幕張駅前にある「プレナ幕張」に10日にオープンした新店である。「大ふく屋」「野郎ラーメン」と言えば、言わずと知れた「せたが屋」グループの店。それが2店同時オープンと聞いて一瞬驚いたのだが、店舗そのものは一店舗で、2つの系統のメニューを出しているのだ。外観的には2つの屋号と2つの暖簾を掲げているが、券売機は共通で店内に入ると結果一つの店となる。ちなみに「大ふく屋」という店名は「大大」「ふくもり」「せたが屋」の3店舗の屋号を合わせた名前なのだとか。

 本来は券売機で購入するようだが、この日は券売機の調子が悪いようで手作業でのオーダーとなっていた。それが手伝っているのかも知れないが、とにかく回転が悪い。券売機の不調とオープンして間もないことを差し引いても、厨房から出て来るラーメンも遅ければホールのテーブル立て直しも、お客さんの誘導も遅い。不慣れなスタッフでなおかつ人員的にも少ないように感じた。時間はお昼時を終えたアイドルタイムで、正直中にもさほどお客さんはいないのに待たされる。こういう複合施設の場合はオペレーション命であろうから、この部分は改善が必要に感じた。

 メニューは「大ふく屋」が濃厚な「野菜豚骨魚介」系で、「野郎ラーメン」が二郎インスパイア系ということになっている。券売機では「大ふく屋」が赤、「野郎」が黒のボタンになっている。「大ふく屋」だと「重厚中華そば」(730円)「重厚つけそば」(780円)「中華そば」(730円)が基本で、幕張限定として「ベジポタカレー」のラーメンとつけ麺がある。また「野郎ラーメン」では、「野郎ラーメン」(680円)「味噌野郎」(700円)「辛味噌野郎」(800円)「汁無し野郎」(680円)がある。あとはそれぞれのトッピングバリエーション。

 まず「大ふく屋」系の「重厚中華そば」をいただく。以前御徒町で食べたことしかないが、スープの濃度は御徒町で食べたものよりも低く感じた。とはいえ、決して薄いとかそういうことではなくしっかりと濃度と粘度はあると思う。骨系の濃度だけではなく、野菜などの粘度も加わっているスープは、煮干しも数種類のものをたっぷり使っているとのことだが、スープそのものの旨味よりも魚粉の主張が激しい。そういう意味では、重厚という言葉の捉え方次第によっては肩すかしに感じる人がいるかも。麺はカネジン食品の中細麺でスープをよく持ち上げる。

 一方の「野郎ラーメン」は、簡単にいえば二郎インスパイア系のラーメンを小振りにしたようなイメージ。丼も小さくポーションもさほど大きくないので、ボリューム的には普通に食べられる一杯になっている。野菜は茹で野菜ではなく、それをちょっと炒めてある「焼き野菜」で、なかなか香ばしくて美味しい。カエシが甘めで背脂が浮いてニンニクが効いたスープはライトボディ。そこにカネジンの中太麺が合わせられているが、こちらもいわゆる極太麺ではなく、オペレーションを重視したのか平打気味の茹で時間が早い麺。角ふじなどのゴワゴワした麺に慣れている人たちからすれば若干の物足りなさを覚えるかも知れない。無料トッピングとして、ニンニク増し、あぶら増し、パンチ汁、化調増し、カレースパイスなどがあるので、色々と楽しむ事が出来そう。

 どちらも食べやすく無難にまとめてある、という意味でいえばオフィス街と商業施設に囲まれ、さらにはイベントや野球観戦の客もいるこの商圏に合っているのかも知れない。ただラーメン好きからするとちょっと物足りなさを感じてしまうのも事実。(Ricky)

2010.5.15