麺屋橙


外観(11.7.5)
つけ麺(11.7.5)

所在地 習志野市大久保3-12-11
電話
営業時間 11:00〜14:00
定休日 日、不定休
アクセス 京成線「京成大久保」駅下車。駅前商店街ユーロードを東邦大、日大方面へ直進。突き当たりを左折、道沿い左側。東邦大学正面。

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 京成大久保、東邦大学前に出来た新店である。かつてはパンケと天下一品くらいしかなかった京成大久保界隈だが、ラーメン二郎の登場以降、少しずつ実力店がじわじわと増えている印象を受ける秘かな注目エリアである。そんな中、出来たこちらのお店は、大神宮下にあった背脂チャッチャ系ラーメンの名店「らーめん一丁」の店主山口さんが新たに立ち上げた店。今度のお店は自家製麺によるつけ麺が看板メニューとなる。一丁時代には出来なかったことをやりたかったと、敢えて屋号と場所を変えてのチャレンジとなった。実は一丁時代、つけ麺というメニューは限定メニューも含め一切やっていなかったのだそう。賄いや試作で研究を重ねたというつけ麺がついにお目見えとなる。

 店は縦長にすっきりとしたL字カウンター15席。右側に製麺室があり、入口には券売機が置かれている。メニューは「つけ麺」が看板メニューで、麺のボリュームによって金額が700円(小盛)〜950円(メガ盛)まで幅がある。あとはトッピングバリエーション。また今後はガッツリタイプの醤油ラーメンや塩ラーメン、油そばなども予定されているが、当面はつけ麺のみの販売となるそうだ。オープンは7月12日であるが、オープン前に試食させていただいたのでそのインプレションを。なので実際の営業とは印象が異なるかも知れない。

 豚骨ベースのスープは濃度的には軽めで粘度も低いが、これまでの一丁のスープよりももちろん濃いめ。若干魚介などの和素材も感じさせるが基本は豚だ。そこに甘味と辛味、酸味がバランスよく入っている。この3要素はいわゆる大勝軒系をはじめとするつけ麺の基本要素であるが、その教科書的なバランスをあえて崩しているのが生ニンニクの存在だ。ニンニクがしっかりと効いていることで、ありそうでなかったバランスになっている。そこに大きなバラロールチャーシューが2枚入って、モヤシやネギなども入る。いい意味で万人受けする味わいにまとめてあるのはさすがだなぁと思った。

 そして麺。自家製麺の店を食べて、製麺所の麺にはない美味しさを感じたことから、いつか自家製麺に取り組みたかったと語る山口さん。その理想の麺は、ザックリと書けばいわゆる東池系大勝軒の方向性を持った麺。加水率は40%程度の平打ち気味の多加水ストレート麺は打ち立ての瑞々しさが心地よい、つるつるしこしこといった言葉がピッタリの麺だ。茹で時間もしっかりかけられていて、それでいて食感もしっかり残っている。始めて間もないわりにはかなり頑張っているのではないだろうか。私が食べた時は若干麺の長さが短かったが、これは調整されることと思う。ただ、粘度の低いこのつけダレと合わせた時には、ちょっとつけダレを弾いてしまうような印象を持った。もう少し麺線が細いか表面にざらつきがあるか、手揉みしてウェーブがかかればこのあたりの親和性は増すように感じた。

 しかしさすが十年以上ラーメンを作り続けてきた山口さん。初めての自家製麺もつけ麺も上手に仕上げていると思う。これからどんどん進化していくに違いないこの店に今後も注目していきたいと思う。(Ricky) Check

2011.7.5