初代忠吉(閉店)

外観(05.7.24)

醤油鶏白湯らーめん(05.7.24)

つけ麺(05.7.24)

基本メニュー 醤油鶏白湯らーめん(650円)
所在地 松戸市稔台173-104
電話 047-364-2227
営業時間 11:30〜14:00,21:00〜翌8:00
21:00〜翌8:00(月)
定休日
アクセス 新京成「みのり台」駅下車。県道281号線(松戸鎌ヶ谷線)を右折。道沿い左側。

 メールで情報を頂いてから行けずにいた新店。この店のある場所は「豚"竜」があった場所で、豚"竜自体が宿題店だったのだが、結局行けずじまいになってしまった(^^; 店名に「初代忠吉」とは面白いネーミングだが、こちらのご主人の名前から取ったという話も聞いたのだが、一応「初代忠吉」という名前を調べてみると、肥前の刀工の名前のようだ。情報に寄れば「鶏白湯ラーメン」を看板に掲げているお店だという。確かに店先の看板には「鶏白湯らーめん 初代忠吉」と書かれている。

 店はガラス張りになっていて、大きなコの字型のカウンターの店内が外からでもよく見える。ガラス戸を開けて中に入ると「らっしゃいやせ!らっしゃいやせぇ!」と威勢のいい声がかかり、同時に複数のスタッフから同じく「らっしゃいやせ!らっしゃいやせぇ!」の声が。この2回繰り返すのがマニュアルなのかな。オーダーが入るとこれまた元気よく復唱している。これが雑音ではなく、非常に活気があると感じさせる調子なのだ。

 メニューに目をやると、「醤油」「塩」「限定」「つけめん」と4つのジャンルがある。「醤油」の方には「醤油らーめん」(650円)「魚だしらーめん」(700円)「鶏白湯らーめん」(750円)があり、「塩」には「塩らーめん」(650円)「白湯塩らーめん」(750円)。「限定」には「梅ネギ塩らーめん」(800円)。「つけめん」には「並(150g)」(700円)「中(300g)」(800円)「大(450g)」(900円)とメニューが並んでいる。その他に一品物として「ぎょうざ」(450円)や「炭焼きちゃーしゅー」(500円)などもあり、ご飯物も数点揃っていた。かなり豊富なメニュー構成に一抹の不安がよぎるものの、取り敢えず看板メニューと思われる「鶏白湯」を頂かねばなるまい。しかし塩の方にも「白湯塩」なるメニューがある。お店の方におすすめはどちらか尋ねたところ「スープにしっかりと味がついていますので、お客様のお好みでどうぞ」と、分かるような分からないようなアドバイスを頂いてしまった。結論として看板メニューそのままの名前で出ている醤油の方の「鶏白湯らーめん」と「つけめん」を。ちなみに「白湯」系のラーメンは麺を中太麺と細麺から選べるというので、とりあえず最初に書いてあった中太麺でお願いした。

 オーダーが入ってからていねいに炭火のコンロでチャーシューを焼いている。麺は上がるのに結構時間がかかっているようだ。そして出てきたラーメンはシンプルながらもなかなかそそるビジュアル。スープも熱々で丼も熱々。オペレーションを見落としていたが、もしかしたら丼そのものもしっかり温めているのかもしれない。スープは見た目よりも濃度や粘度はないものの、しっかりとした味わいを持っている鶏白濁のスープ。オリジナリティのある味わいではないが、安心して食べられる味にまとまっている。麺は中太、というよりも中細といった印象の平打ち麺。かなり透明度のあるいわゆるピロピロしたタイプの麺だ。スープとの絡みは悪くないが、麺そのものの味や食感はあまり好きではなかった。具は炭で炙ったチャーシュー、メンマ、海苔、万能ネギ、白ネギ。焼きたてのチャーシューというものは単純に美味い。全体的に強烈なインパクトはないものの、バランスよくまとまっている分かりやすいラーメンだと思う。

 一方「つけめん」は「鶏白湯」よりも存在感のある一杯になっていた。ラーメンの麺よりも幅広の平打ち麺は、切り刃10番くらいはあるのではないか。硬めに茹で上げられた麺はきしめんのようでもあるが、この麺がつけダレをうまく拾ってきていい案配になっている。そしてこれは見逃さなかったのだが、麺の器は麺が水で締められるギリギリまで冷蔵庫で冷やしてある。なので出された時のお皿はキンキンに冷えているのだ(だからラーメンの丼もしっかり温めているのでは?と感じた次第)。面白かったのはつけダレの味わいで、カボスか何かの柑橘類の酸味と黒酢の甘さと酸味が入った、ありそうでなかなかないタイプのつけダレ。表面には刻んだネギが綺麗に浮かべられていて、麺を潜らせるごとに黒酢の香りとネギを拾ってくる。そして後半戦に添えられた柚子胡椒を少し溶かすと、また新しい味わいを楽しめる。

 思ったよりも美味しく楽しく味わえた店で満足。再訪は必至。(Ricky)

2005.7.24