新井屋

外観(07.2.17)

もち入りラーメン(07.2.17)

田舎汁粉(07.2.17)

基本メニュー ラーメン(450円)
所在地 船橋市宮本2-9-7
電話 047-422-3776
営業時間 11:00〜20:00
定休日
アクセス 京成線「大神宮下」下車。出口を出て左(船橋大神宮)方面へすぐ。道沿い左側。

 船橋には古くから続く老舗和菓子店や甘味処がいくつもあり、そこではラーメンなどの食事メニューも用意されていたりする。中でも駅に近い「美松」はよく知られているが、大神宮下の駅そばにある「新井屋」は美松よりもその歴史は遥かに古くおよそ60年の歴史を持つ老舗中の老舗である。店先には和菓子の並ぶショーケースが置かれていて、草餅やおはぎ、団子などの他、お赤飯やお稲荷さんといった御飯ものも並ぶ。昔ながらの和菓子店の趣きだ。

 店内は一転して食堂風。創業当時は和菓子のみだったが、数年後から食堂メニューも始めたのだという。メニューに目をやると、麺類だけでおよそ20種類。「ラーメン」(450円)「ワンタンメン」(600円)などの無難なものから、「あさりラーメン」(700円)「カレーソバ」(600円)さらには「特製カツラーメン」(750円)なる一品も。ちなみにこの特製カツラーメンは普通にトンカツが乗るメニューだ。また御飯メニューも「炒飯」(600円)「中華丼」(700円)「カレーライス」(500円)「親子丼」(700円)「オムライス」(700円)と豊富にそろう。そしてもちろん和菓子や甘味メニューも充実。食のパラダイスといった状況だ。和菓子店で出すラーメンということから「もち入りラーメン」(550円)をいただくことにする。

 ベースのスープはすっきりとした清湯スープで、鶏ガラとゲンコツの旨味がさらっと出た軽めの味わい。そこにほのかに香る煮干しの香りは昔ながらの懐かしいほっとする醤油ラーメンといった感じだ。麺は中細のややストレート麺でしっかりとした食感が楽しめる麺。スープとの絡みもよい。具はチャーシュー、海苔、メンマ、青菜、焼き立ての餅。昔ながらの身の詰まったチャーシューは塩辛い味付けでありながら、肉の味わいもしっかりとしている美味しいチャーシュー。そして肝心の焼き餅だが、和菓子店だけあってもちろん餅は自家製のもの。どちらかというと和菓子寄りというか、柔らかくてふわふわした食感の餅だが、醤油スープとよく合っている。青菜と共に食べると関東風の雑煮を食べているようだ。非常にすっきりとした清廉な一杯は、50年余の歴史を感じさせながらも今食べてまったく不満を感じさせない美味しさを持った一杯だった。

 食後には「田舎汁粉」(500円)を注文。こちらも自慢の焼き立て餅が3つ入っていて、甘さ控えめの汁粉との相性も良い。そして意外にもラーメンの後に食べる相性も悪くなかった。しかし落ち着いて考えれば、そもそも昔ながらの醤油ラーメンの食後に、杏仁豆腐などよりもこちらが合うのは至極当然のことかも知れない。(Ricky)

2007.2.17