杏樹亭

外観(05.7.24)

らーめん(05.7.24)

つけ麺(05.7.24)

基本メニュー らーめん(650円)
所在地 市川市塩焼3-1-4
電話 047-359-2773
営業時間 11:30〜14:30,18:30〜21:30
11:30〜15:30※スープ切れで終了(日)
定休日 月、第3日
アクセス 東京メトロ東西線「妙典駅」南口下車。駅を背にマリンロードを直進し、2つ目の十字路を右折。千葉興業銀行の交差点を左折。道沿い右側。オリンピック並び。

 掲示板にも書き込みがあった、今月7日にオープンした新店である(プレオープンは1日)。ようやく足を運ぶことが出来た。お店に到着したのは夜の部が始まってすぐ。8席のL字カウンターはほぼ満席で、待ちが2人ほど。食べ終わって中から出てきた某氏に御挨拶し、少しお話をしている間に中も空いたようなので入店。

 メニューはラーメン類とつけ麺類の2ライン。ラーメン類は「らーめん」(650円)「特製らーめん」(850円)「ちゃーしゅうめん」(950円)「半熟味玉らーめん」(750円)。つけ麺類は「つけめん並」(750円)「つけめん大」(800円)「特製つけめん」(950円)「つけちゃーしゅう」(1000円)「半熟味玉つけめん」(850円)というラインナップ。要するにトッピングによるバリエーションのみという構成だ。ご飯モノやサイドメニューは一切置かれていない。若い店主とそのお母様と思しき方が2人でお店に立たれている。

 まずは「らーめん」。出てきた瞬間からかなりの濃度を感じさせるスープの色合い。しかしスープを啜ってみるとそれほど濃度は感じられない。しかし油分はかなり入っていて、スープから出た油も含めて口がべとつくほどなのだが、スープ自体の持つ動物系のうま味は今一つ出切っていないように感じるのだ。油が多すぎてうま味が少なすぎる。その分バランスとしては魚介が立ってしまっている。麺は中細の縮れ麺で茹で加減は申し分なく、2種類のチャーシューもへたにいじっていないので、スープを邪魔しておらず美味だった。

 そして「つけめん」も基本的なインプレッションはあまり変わらないのだが、酢の酸味と砂糖の甘さが加わった、いわゆる大勝軒的な方向性を持ったつけダレは、それほどしつこさを持っておらずラーメンよりもバランスはいいと思った。逆にこちらは麺の茹で加減が私の好みではなくかなり柔目で仕上がって来たのが残念。性格としてはモチモチした太麺で、この麺には覚えがある。手作り感を感じられる美味しいいい麺だと思う。それだけに茹で加減は気になるところ。水で締めるタイミングもあるのだろうが、後半戦はかなり厳しかった。大成食品のアンテナショップである「麺彩房」でラーメン作りを学び、大成食品の麺を使うお店が県内でも増えてきたが、食後にご主人に伺ったところ、やはり麺彩房の出身なのだそうだ。

 全体的には決して悪くないのだけれど、どことなく物足りなさを感じる。中野の青葉が話題になって、白濁豚骨+鶏+魚介といったこの方向性のスープは、今では色々なところで提供されるようになった。我々食べ手もこの系統のラーメンに対しての経験値が高くなっているからか、きっと数年前なら手放しで喜び感動したであろうラーメンに物足りなさを覚えるのだから、つくづく贅沢な話だ。しかし丁寧な仕事ぶりも感じるし、まだ開店して1ヶ月足らず、今後に期待したいお店であることは間違いない。ラーメン休みが明けたら、また訪ねてみたいと思う。(Ricky)

2005.7.24