「拉麺レシピ」について

 ラーメン屋さんが美味しいラーメンを作るために、いったいどんな苦労があるのだろう。そんな疑問がそもそもの始まりでした。私たちが何気なく食べているラーメンも、裏では大変な労力や手間がかかっている、それを伝える企画は出来ないかと千葉拉麺通信と千葉ウォーカーでは連載開始当時より模索してきました。

 そしてそのプロトタイプとして誌面で始めたのが昨年から始まった千葉ウォーカー連載「千葉ラーメン研究所」の中の一コーナーでした。しかし一コーナーという限られたスペースの中で作業工程を追うことには無理があり、「連載でラーメン屋さんの作っている作業工程のみを追う」という新アイディアに行き着いて、何度となく企画会議を重ねてきました。しかしラーメン屋さんの作業工程には当然のことながら企業秘密も数多く、果たしてそれを誌面でしっかりと伝えることが出来るのだろうか? 登場するお店自体も秘伝を公開することに抵抗感があるだろう…。そして昨年秋にたどり着いたのが「ラーメン屋さんが先生になった料理教室」という新企画でした。

 最近ではラーメンを自分で作ったりする方も増えています。そのノウハウをプロのラーメン店主さんに伝授願おう。しかしプロがしていることをそのままするには、技術はもちろんのこと設備的にも家庭の台所では無理がある。そこで厨房でやっていることの完全再現ではなく、家庭で美味しいラーメンや料理を作るためのヒントになる企画を立ち上げることに決まり、昨年末より「らーめん寺子屋」などの協力の下で準備を進めてきました。しかし諸事情により連載という形でこの企画を進めることが現段階では難しくなり、まずはウェブでこの企画をスタートさせることになりました。その手始めとして行った「大人の家庭科調理実習オフ」はおかげさまで大成功を収めました。今度は色々なラーメン屋さんに先生になっていただいて、自作ラーメンのヒントをいただこうというのがこの企画です。

 ラーメンは食べるだけでも楽しいですが、自分で作ってみるとまた違った楽しさがあります。ぜひこのレシピを参考にして、ご家庭でチャレンジしてみてください。そして本物を食べに行ってぜひプロの技を研究してください。ラーメン自作派の人や、家族に料理を作るお母さん、インスタントラーメンをもうちょっと美味しくしたいという人、すべての人に千葉の人気ラーメン屋さんが「秘伝」をこっそり公開する、それが千葉拉麺通信「拉麺レシピ」なのです。