食券制導入のススメ(2001.3)

 ラーメン店はその店ごとに料金の支払形態が異なる。大別すれば「後払いレジ制」「後払い手渡し制」「先払い食券制」となるだろうか。この中で圧倒的に多いと感じるのが「後払い手渡し制」である。私はこれを生理的に受け付けないのだ。

 というのも、たいていこの場合に手渡しする相手は店員であるが、問題はその店員の仕事が何かということである。これがラーメンの制作に携わっている場合が少なくない。そういう店のパターンは大概以下の通りである。「カウンターのみ」「店員は2名」、このような小さい店で起こるのである。店の規模が大きい店では結果としてレジを用意できるスペースと人がいるのである。

 いわずと知れたように、お金(硬貨や紙幣)というものは不特定多数の人間が触れる、端的に言えば「何がついてるかわからない」「汚い」ものである。それをさわった手で例えば叉焼や海苔などをさわられてはたまらない、と私はいつも思っている。

 そのような形態の店でも、もちろん考慮されている店はある。例えば「らーめん勝」(江戸川区篠崎町)のように、麺にかかるのは店主のみ。もう一人の店員は麺を出したり片づけたりだけ。このようにしっかりと分業されていれば問題はない。

 しかし実際にはトッピングが多くなっている最近のラーメン(特に人によって乗っているものが異なる場合)は、一人で麺を作るのにも限界があるかもしれない。かといってお金担当にもう一人雇うのも無駄であろう。だからこそ「食券制」を提言したいのである。

 食券を導入することによって、お金を一切さわらなくてよくなるだけではなく、商品の売り上げ管理にもつながる。置き場所さえ確保できればよいのである。ぜひ該当するお店の方はご一考頂きたい。